本日は、N.Red Dragonです。
 
本種はEPによって作出された品種で、N.truncata譲りで結構大柄な草姿になります。その名の通り非常に発色の良い美しい嚢を付ける筈ですが、我が家では少々色合が薄めです。腋芽が発生したら良い嚢が付くのではないかと期待していますが、開花はしたものの一向に腋芽が出てきませんでした。しかし、今年の3月になって待望の腋芽が漸く発生してきました。(*^0゚)v
本種は気温の上昇と共に着袋量も増え、大きな補虫嚢を付けてくれる様になってきました。唯、気温が低下してくると徐々にショボくなってきましたが、こつこつと着袋してくれています。花粉親に似て低温でも十分着袋してくれるようです。これから気温が徐々に上がってきますので、きっとでかくなってくれることでしょう。それに腋芽に出来るロアーはどんなでしょうか。期待が大きくなります。
成長は種子親に似ているのか、比較的早く、着袋率も良く、高温・低温に強い品種である様に思います。下段写真左から、
 
①人口交配:N.thorelii×truncata
②入手時期:2014年2月
③入手元:八ヶ岳北杜洋蘭殿殿
④成長度合:やや早い
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:我が家での実績なし
⑦嚢の大きさ:我が家でMax30cm前後
⑧雌雄:♀、9月頃開花
 
Derivation1(交配):Nepentes thorelii×truncata
Date of pollination(受粉日):12th january 1995
Date of registration(種苗登録日):15th june 2008
registrant(登録者):Geoff & Andrea Mansell
Breeder and Nursery Name(ブリーダーとナーセリー):Exotica Plants,Australia
 
1.2014年2月24日に撮った草姿。全体的に花粉親のN.truncataに似てお
  り、草姿は大きくなる。これで葉身は基部から蔓の手前まで50cm弱。現在
  嚢は20cm一寸だが、どれ位まで大きくなるのかは今からの楽しみ。左上に
  吊るしている鉢が5号鉢なので、大きさがある程度判るだろうか
2.2014年3月25日に撮ったもので、蓋が開いたばかりの新しい補虫嚢と
  成長過程の未開の嚢
3.2014年4月4日に撮ったもので、蓋が開いて数日経過したもの。これか
  ら徐々に赤味が増していく
4.2014年5月5日、二芽立ちの株で、右の嚢は大きな茎に出来たもので、
  色合いは薄い。一方左の嚢は、やや小さめの茎にできた嚢で、色合いは中々
  濃くて良い感じ。何れもこの時は28cm、まだまだの予感が・・・・
5.2014年6月3日、良い感じの色合い
6.2014年6月17日、大きい茎に出来た嚢で、口径はこれ位の大きさ。握
  り拳が入るにはもう少し大きくならなければ・・・・
7.2014年6月27日、鈴なりと云う表現は似つかわしくないが、まあ、そ
  れなりに着袋してくれているのではないかと思う
8.2014年6月30日、株をやや上方から撮ったもの。何れの茎も既に徒長
  が始まっており、既に写真に納まらない
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1.2014年7月9日、口径部分をアップしたもの。リップの色合いと内班の
  コントラストが良い感じかな
2.こちらも同日の7月9日に撮ったもので、掌に乗せてみた、大凡30cm程
  度だったかな
3.2014年9月14日、いよいよ開花(雌花)した。やはりN.truncata系の
  花。さてどのお婿さんにしようかなと交配を試みたが残念ながら失敗(ノ_・。)
4.2014年9月16日に撮った赤味の強い方の最新の補虫嚢
5.同9月16日に撮ったもので、赤味の薄い方の最新の嚢。何れも25cm程
  今年のピークは過ぎた感じ
イメージ 2
 
1.2014年10月13日、開き始めたばかりの嚢
2.2015年1月1日、出来て既に3ヶ月以上経過した嚢で、ボチボチくたび
  れてくるかな
3.2015年2月12日、色合いが徐々に薄くなってきた模様
4.こちらから4枚は今朝2015年4月10日に撮ったもので、既にミドルか
  らアッパーにいく前くらいの嚢だろうか。N.truncataにそっくり
5.二芽立ちの大きい方に出来つつある嚢
6.こちらはもう一芽の方にできつつある嚢
7.やっと待望の腋芽が地際から発生。しかも二芽よ~ん♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪
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