本日は、N.boschianaです。
 
①自生地:ボルネオ島、1839年記載種
②入手時期:2013年10月
③入手元:jips殿
④成長度合:やや遅い
⑤栽培難度:やや難しい?
⑥挿し木:我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax7cm前後
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し
 
本種は1839年に記載された古い品種で、以前は殆ど出回っていなかった様ですが、最近はボチボチ流通している様です。自生地はボルネオ島南カリマンタンのSakumbang山に固有と言われていましたが、北側にあるBesar山でも発見されている様です。標高900~1800m辺りの低山の石灰岩性土壌等に自生するやや高地性種で、尾根や山頂付近の良く陽のあたる場所を好みます。
比較的耐暑性はある様で、根部の通気を図ればさほど栽培は難しくないと言われています。我が家では昨夏特に問題なく生育してきましたので、高地性種の割には夏越しが比較的楽な様です。種小名はオランダの政治家であったCount Johannes van den Bosch氏に因むようです。
本種の補虫嚢は独特な色合いとリップが特長で、大型になるそうですので、広い栽培スペースが必要とのこと、そこまで果たして大きくする事ができるのでしょうかね。入手してやっと1年5ケ月少々経過しましたが、さほど大きさは変わりません。今のところ角成長速度が遅い!って感じでしょうか。葉身の展開は1枚/1.5~2ケ月程です。有る程度時間が経過すれば多少は成長度合いは早くなってくれるのでしょうか。経過を見守りたいと思います。下段写真左から、
 
1.入手当日の2013年10月22日に撮ったもの。素焼鉢にミズゴケで植付
  けたが、砂利系の方が良かったかもしれない
2.こちらは今朝2014年3月6日に撮った草姿全体。古い葉が3枚枯れ、新
  しい葉が2枚展開、従って当初より葉が1枚少なくなり見掛けが貧相になっ
  た。唯、最近になってボチボチ補虫嚢が付き始めたのと、多少なりとも葉が
  しっかりして肉厚になってきた感じ。やっと我が家の環境に慣れてきたか?
3.2014年4月28日、やっと半年程経過したが、大きさは殆ど変化なし。
  補虫嚢はボチボチ付きだした
4.2014年8月11日に撮った草姿。相変わらず葉数は変わらずみすぼらし
  い。この暑さの中何んとか耐えてくれている。秋以降元気を取り戻してくれ
  るのでは?と期待
5.こちらは今朝2015年3月27日に撮った草姿。こうして写真を並べてみ
  ると僅かずつではあるが生長してくれている感じ、と言っても大したことは
  ない
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1.2014年2月5日、我が家に来て初めての補虫嚢。めっちゃ小さいが色合
  いはやや濃いめかな?
2.2014年3月6日、まだまだおチビちゃんで威容無し、何年後にあの独特
  な雄姿が拝めるだろうか
3.2014年4月28日、柄、色合いが僅かながらそれらしくなってきた。嚢
  の下腹部も少しだけ膨らんできた感じ
4.2014年5月18日、成長中の未開の嚢
5.2014年6月14日に撮った補虫嚢
6.2014年8月11日に撮ったもので、色合いはやや薄いが、その分斑模様
  がより鮮明になってきた。今は夏真っ盛りなので、少々お疲れ気味?秋以降
  調子を戻してくれれば良いのだが・・・・
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1.2014年9月6日、ややスレンダーな感じになった
2.2014年11月18日、気温の低下とともに嚢はこじんまりとした大きさ
  になった
3.2014年12月14日、生長途中の嚢。結構面白い形
4.2015年1月5日、出来たての嚢は艶があって美しい。本来の形からする
  と未だ程遠いと思うが、何れは・・・・
5.こちらは今朝2015年3月27日に撮ったもので、左の嚢のその後。未だ
  健在
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