本日は、N.Henreyana Hort.Williams.(NO1)です。
 
①人工交配:[N.gracilis×khasiana]×Hookeriana[rafflesiana×ampullaria]
②入手時期:2001年10月頃
③入手元:靭公園、秋の植木市
④成長度合:早い
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:簡単(水挿し)
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax12cm前後
⑧雌雄:♂、9月~10月
 
本種は今から100年以上も前の1882年にJ.Taplin氏によって作出された種だそうで、長い間愛培されてきた素晴しい種だと思いますが、時の流れと共にラベル落ち等曲折を経て今日に至っている様です。
当時の交配種は絶種したとの話を聞いた事がありますが、事実は不詳です。4種混合の交配種で、何れかの種に特化した様な感じは見られませんが、高温/低温にも強く又、成長も早く、挿し木も簡単ですので、丈夫で育て易い優良品種だと思います。本種は多少のバラエティーがあるようです。下段写真左から、
 
1.2011年6月の転居の折、1m以上伸長した枝を誤って折ってしまったの
  で、頂芽を切断し瓶挿ししたものをビニールポットに上げ8ケ月程経過した
  2012年4月24日に撮った草姿全体。しっかりと根付いた様でガッチリ
  とした感じの苗になった
2.2012年5月28日、大分大きくなってきたので、植替えの為ビニールポ
  ットから抜いた根部の状態を撮ったもの。本種は上体と同様根張りも非常に
  旺盛の様子
3.同日に素焼鉢に植替えした状態を撮ったもの
4.同じく同日に撮った補虫嚢のアップ。少し薄めだがマルーン色に近い
5.2012年7月19日に撮った補虫嚢のアップ。バンバン嚢を付けてくれる
  ミドル当たりの嚢かな
6.こちらは2012年9月5日に撮った草姿全体。徒長を開始してきた。これ
  からグングン伸びてくれそうな感じ
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1.2012年10月10日、非常に色合いの濃い、チョコレート色をした嚢に
  なった
2.こちらは2012年12月11日のものだが、一変して色が抜けてすすけた
  感じ
3.2013年3月23日、待望の腋芽が出てきた。茎は80cm程度伸長して
  いるので、もう少し腋芽が大きくなってくれれば挿し穂が取れそう
4.2013年5月8日、既にアッパーになったが、非常に明るい赤色をした綺
  麗な嚢になった
5.こちらも同日の5月8日に撮った最新の嚢で、間もなく蓋が開きそう
6.2013年5月13日に撮ったもので、5の未開の嚢が開いたもの。これも
  赤みが強いが、やや斑模様が目立つ感じ。今からは徐々に色合いは擦れてい
  くと思う
イメージ 2
 
1.2013年8月5日、腋芽に出来たロアー
2.こちらも同8月5日に撮ったもので、このアッパーは襟のストライプがとて
  も良く目立って美しい
3.2013年10月8日、開花した花序(雄花)
4.2013年10月28日、腋芽が少し成長した枝に出来た嚢で、未だロアー
  当たりかな?
5.2014年7月30日に撮ったもので、腋芽が成長した枝に出来たミドル
6.2014年11月14日、ミドル辺りの嚢
7.同11月14日に撮った腋芽の最初の頃に出来た超ロアー
8.こちらは昨日の2015年3月5日に撮ったミドル辺りの嚢。とても発色が
  良い。本種は、着袋位置や温湿度、陽の当たり具合等の環境によってさまざ
  まな表情がある
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