本日は、N.Glossy Kotoです。
 
本種は1980年に河瀬晃四郎氏が作出された古都シリーズの一品種で、N.mirabilis×balmy koto(thorelii×maxima)の交配になります。一昨年の1月に挿し穂を分譲していただき、2年と2ケ月弱経過しましたが、中々大きくなってくれません。
昨年3月頃から漸く大きめの葉が展開してきましたので、これからグンっと成長してくれると思っていましたが、中々スピードアップしてくれない様です。形態的には種子親のN.mirabilisに良く似ている様ですが・・・・。まあ、両親共に強健種ですので、何れ期待に応えてくれるのではないかと思っています。ボチボチまいりましょうか。下段写真左から、
 
①人工交配:N.mirabilis×Balmy koto、1980年、河瀬晃四郎氏作出
②入手時期:2013年1月
③入手元:ピイちゃんさん
④成長度合:やや遅い
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:ミズゴケ挿しで簡単に発根
⑦嚢の大きさ:我が家では今のところMax8cm
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し
 
1.入手した当日の2013年1月27日に撮った挿し穂の状態。腋芽が少し伸
  長し始めている状態なので、既に発根していると思われるが、葉の生理状態
  が良くないので油断は禁物
2.2013年4月6日、挿し穂の葉身は枯れてしまったが、何とか腋芽が少し
  成長し生きながらえてくれてるって感じ
3.2013年11月13日、ボチボチ着袋してくれている状況
4.2014年3月7日、挿し木をして1年2ケ月程度経過、順調に成長、着袋
  しているので、『思い立ったが吉日』で植替えることにした。株を根鉢から
  撮った状態。根張りはやや少なめだが、健康そうな感じ。このビニールポッ
  トより一回り程大きめの鉢に植替えしよう
5.2014年3月7日、素焼鉢にミズゴケで植付けた状態、これで今年は十分
  成長してくれるものと思う
6.2014年3月18日、植え替えてから未だ11日しか経っていないが、大
  きめの葉身が展開。活着は未だだが、何れ根付いてくれると思う
7.2014年8月13日に撮ったもので、割と大きめの葉身が展開してきてい
  るが、中々伸長してくれない
8.こちらは今朝2015年3月2日に撮った草姿。ボチボチ大きくなっている
  様だが、他の古都シリーズと比べ成長は随分遅い
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1.2013年8月14日、挿し木後最初の補虫嚢が付いた。色白で本種の特徴
  は見られない
2.2013年8月29日、二番目の補虫嚢で、やや色合いが出てきた感じ
3.2013年11月26日、非常に濃い色合の嚢になった
4.2014年3月7日に撮ったもの
5.こちらは2014年3月18日に撮った最新の補虫嚢、これから気温も上昇
  してくるので、綺麗な嚢が期待できそう
6.2014年8月13日に撮った最新の補虫嚢。形態的に種子親に良く似てい
  るかな
7.これも同8月13日に撮った次に成長中の嚢、かすかに花粉親の縦縞の痕跡
  が認められる
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1.2014年8月13日に撮った別の補虫嚢
2.2014年9月28日、あまり変わり映えはしないかな
3.2014年10月24日、左の嚢は写真左のものと同一。右は新しい嚢
4.2014年11月12日、出来たての補虫嚢で色合いは薄いが、徐々に色付
  いていく
5.こちらは今朝2015年3月2日に撮った補虫嚢で、既に大分時間が経過し
  てヨレヨレ状態。気温が低いので中々着袋しないが、本種は時期的にはこれ
  から成長してくれる筈?
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