本日は、N.mirabilis var. globosa×rafflesiana(NO-3)の交配-その2について
紹介します。
 
①交配番号:NO.41
②交配親:N.mirabilis var. globosa[♀]×rafflesiana(NO-3)[♂]
③交配日:2013年11月18日
④採取日:2014年3月25日
⑤播種日:2014年3月26日
⑥発芽確認日:2014年5月12日
 
種子親のN.mirabilis var. globosaは、従来N.vikingとして流通していたものです。我が家では個体識別のため、導入時の名称をそのまま使用して区別しています。
他のN.vikingと同様にロアー~ミドル~アッパーで色合いは変わってきますが、この個体はロアーでも特に色の変化が大きい様で、環境(温度、湿度、光線量等)によって真っ赤に色付くものや、殆どグリーン一色になるもの、翼のみ赤く色付くもの、リップのエッヂだけ赤くなるもの等色々な顔をもっています。概して湿度が高く陽があまり当たらない環境の場所で着袋すると色付きは特に良くなる様です。又、冬場の気温が低い時期は概してグリーン一色になる傾向も高いように思います。
一方花粉親のN.rafflesiana(NO-3:我が家での個体識別呼称)は、赤褐色地で薄緑色の斑点が少し入る個体として入手しました。幼体時の生育は概ねスローですが、ある程度大きくなるに従いスピードアップしてくる様です。現在は既に温室の屋根に届いていますので、来春カットしなければならないでしょう。補虫嚢はやや細長くなる美しい品種だと思います。
この両親を交配してみました。globosaを大型にして濃い目の色合いになってくれればと思いますが、果たしてどんな子ができるのでしょうか。globosaに似て強健な品種になるのは間違いのない所でしょう。下段写真左から、
 
1.種子親のN.mirabilis var.globosaで、夏場日陰に出来た嚢はこの様に真っ赤
  になる傾向が強い。本種の翼は外に広がるが、ミドル以降は殆ど翼が欠落す
  る
2.花粉親のN.rafflesiana(NO-3)で、赤褐色地に薄緑色の斑点が少し入るすら
  っとした美しい品種
3.蒴果と種子。雌花の数が少なかったが、N.vikingと同様実りは良かった
4.こちらは昨日2014年5月12日に撮ったもので、この画像では2芽しか
  確認出来ないが、他にもポツポツと発芽が始まっている
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1.2014年6月7日、本葉がボチボチ展開し始めてきたので、第一陣として
  セルトレイに15芽植え付けた様子
2.2014年8月31日、光が反射し非常に見辛いのはご容赦の程。気温が高
  いので徐々に成長してきている
3.2014年9月16日に撮ったもの
4.こちらは今朝2014年11月29日に撮ったもので、大きくなってきたも
  のを少しずつ6cmビニールポット植替えしている。左の苗は11月1日、
  右の苗は11月21日に各々植替えを実施したもの
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