本日は、N.rafflesiana var.elongataです。
 
①自生地:ボルネオ島西部、1835年記載種
②入手時期:2012年12月
③入手元:jips殿
④成長度合:今の所遅い
⑤栽培難度:普通
⑥挿し木:我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax7cm前後
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し
 
N.rafflesianaはマレー半島、ボルネオ島、スマトラ島、シンガポールなどの東南アジアに幅広く分布している種ですが、本日のエロンガタはボルネオ島西部の標高0~1200m辺りに自生している種です。
変種名のelongataとは、elongatus:伸長した、引き延ばされたという意味で、その補虫嚢が一般のフォームと比べ非常に細長く(一般のフォームと比べ最大4倍程度)なることに由来します。早くその様な細長い嚢が出来て欲しいものです。
入手時はとても元気な苗でしたが、我が家に来てからはあまり調子が良くありません。廉価だったことから2株入手し、用土をミズゴケ単用と砂利系混合用土で植付け、その成長過程を見ていますが、今現在殆ど状態は変わらないようです。ミズゴケ単用で育てている株ですが、最近非常に愚図りぎみで、調子が一向に上がりませんでした。
前回、N.rafflesiana red pitcher white/green peristomeの記事(前回の記事はこちらから)でナメクジが産卵していたと書きましたが、本種も昨日調べたところ鉢の表面は綺麗だったのに、表面のミズゴケを外すとびっくりで、案の定、卵が産みつけられていました。ミズゴケはスカスカになっており、根もボロボロ状態でした。
鉢から抜ける状態ではない感じでしたので、隙間にミズゴケをしっかりと充填して様子を見たいと思います。ミズゴケ植えの他の鉢も順次調べていかなければなりません。下段写真左から、
 
1.入手した当日の2012年12月14日に撮った株姿。比較的大きめの苗で
  根洗い状態だったので、早速ミズゴケで素焼鉢に植え付けたところ
2.こちらも当日撮ったもので、砂利系混合用土に植え付けた個体
3.2013年8月14日に撮ったもの。ボチボチ着袋してくれてはいるが、調
  子イマイチってところ
4.こちらも8月14日に撮った砂利系混合用土に植え付けたもので、入手時は
  こちらの方が元気で大きな株だったにも関わらず、愚図り気味で良くない
5.2013年11月26日に撮ったミズゴケ単用の個体。着袋はしてくれては
  いるものの、やはり成長芳しからず
6.同日の11月26日撮った砂利系混合用土に植え付けたもの。暫くはこの調
  子の悪さが継続しそう。来春以降の成長に期待したいもの
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1.2013年1月11日、我が家に来て初めての補虫嚢。形はやや細めの感じ
  だが、細長いイメージは全然無く、ごく普通のラフレシアーナって所
2.2013年7月17日、やや大きめの嚢が付いたが、これでも未だ5cm程
  度の大きさで、やや長面かな?
3.2013年8月14日に撮った未開の嚢
4.3日後の8月17日、蓋が開いた所
5.2013年10月28日、濃い色合いの嚢になった
6.2013年11月26日に撮った最新の補虫嚢で、色合いは中々良くなって
  きているが、縦長になるのは多分ミドルからアッパーになってからだろうか。
  出来が悪いので相当時間がかかるかもしれない
7.2014年7月5日、多少縦長になってきたのだろうか
8.こちらは昨日の2014年11月8日に撮ったもの。ナメクジの影響で調子
  はボロボロだが、一応着袋はしてくれている
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1.昨日の2014年11月8日に撮ったもので、表面のミズゴケを剥がしてみ
  たところ、こちらにも株元にナメクジが産卵していた。ナメクジはミズゴケ
  や根まで食べる?ミズゴケがスカスカ状態
2.ナメクジの卵をアップしたもの。直径約2mmで透き通った感じ。何か除湿
  剤のルビーボールの様。この卵は地に落としても潰れずに、結構弾力があっ
  て飛び跳ねる(昔あった、今もあるのか知らないが、スーパーボールみたい)
3.卵を除去しスカスカになったミズゴケの隙間に、しっかりと新しいミズゴケ
  を充填して様子を見ることにしよう
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