本日は、N.×hookeriana Lindl.’Green嚢丸型’です。
①自生地:N.rafflesiana×ampullaria、ボルネオ島、スマトラ島、マレーシア、
シンガポール等インドネシア諸島、1881年記載種
②入手時期:2011年8月
③入手元:うつぼかずらの郷殿
④成長度合:早い
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:水挿し100%
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax10cm程
⑧雌雄:? 我が家では開花実績無し
②入手時期:2011年8月
③入手元:うつぼかずらの郷殿
④成長度合:早い
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:水挿し100%
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax10cm程
⑧雌雄:? 我が家では開花実績無し
本種はグリーンタイプの嚢丸型といわれるもので、グリーンタイプより更に丸い形をしています。ロアーは美しいグリーンで形がゴルフボールの様に丸くてコロコロしています。ゴルフボールを一回り大きくした感じです。入手時から一年近くは凄く成長が遅かったのですが、徒長を開始してからは成長がとても早くなり、既に温室の屋根に到達してしまいました。しかし、その後も一向に腋芽が発生する気配が無く、温室内の屋根裏をのたうち回る状況になってきましたので、今年の6月に思いきってカットし挿し木にしました。
本種の挿し木は今回始めての挑戦でしたが、流石交配種、水挿しで4本全て無事発根しました。めっちゃ簡単な様です。とても育て易い品種ですが、中々脇芽は発生しない様です。唯、カットした後は頂芽が無くなってしまった事で、各節から8本程脇芽が発生し何れも成長中です。来春以降その内の1本を残して他の腋芽は挿し木にしましょう。そうしましょう。(笑)下段写真左から、
1.入手して2ケ月程度経過した2011年10月4日に撮ったもので、我が家
で初めての嚢。今まさに開き始めたばかりのロアー
2.2011年10月10日、1の嚢を別のアングルから撮ったもの。グリーン
2.2011年10月10日、1の嚢を別のアングルから撮ったもの。グリーン
がみずみずしくて良い感じ
3.こちらは2011年10月21日に撮ったもの、とても丸々としていて中々
3.こちらは2011年10月21日に撮ったもの、とても丸々としていて中々
良い感じの袋だと思う
4.2011年12月19日に撮ったもので、ロアーの蕾
5.2012年12月29日、4の嚢の蓋が開いた状態、奥側に二つ見える嚢も
4.2011年12月19日に撮ったもので、ロアーの蕾
5.2012年12月29日、4の嚢の蓋が開いた状態、奥側に二つ見える嚢も
本種のもの

1.2012年4月26日、袋の形がまん丸から少し長めになってきた。ボチボ
チミドルへ移行するのかもしれない
2.こちらは2012年6月29日に撮ったもので、一寸見辛いが少しずつ長め
2.こちらは2012年6月29日に撮ったもので、一寸見辛いが少しずつ長め
になっている様に思う
3.2012年9月30日に撮った未開の嚢。いよいよミドルになってきた
4.2012年10月2日、3の蕾が全開した様子。尻ずぼみのミドルになった。
3.2012年9月30日に撮った未開の嚢。いよいよミドルになってきた
4.2012年10月2日、3の蕾が全開した様子。尻ずぼみのミドルになった。
これはこれで中々魅力のある袋だと思う
5.こちらは2012年12月4日に撮った最新のミドル。夜温が低くなってき
5.こちらは2012年12月4日に撮った最新のミドル。夜温が低くなってき
たので、着袋してくれるかな?春まで暫くお預けになるかもしれない
6.2013年1月10日に撮ったもの。意外や、順調に着袋してくれた。低温
6.2013年1月10日に撮ったもの。意外や、順調に着袋してくれた。低温
にも結構強い種の様に思う

1.こちらは一寸古い2012年8月29日に撮ったもの。左の茎が本種のも
ので、徒長を始めると凄い勢いで伸びる。右の茎はN.ampullaria'Brunei Red'
だが、当然のことながら良く似ている
2.2014年9月10日に撮った水挿し苗の発根状況。今年の6月には既に温
2.2014年9月10日に撮った水挿し苗の発根状況。今年の6月には既に温
室の屋根に到達しており、蛇の様に這い回っていたので、脇芽の発生は無か
ったが思いきってカットし挿し木にしたもの。頂芽枝×1、節間枝×3の計4
本挿したが、何れも発根した
3.こちらも同日の9月10日に撮ったものでアップ。左から二番目と一番右の
枝は発根量が十分なので、ビニールポットに上げる事とした。左端と左から
三番目の枝は少々発根量が足りないので、今暫らく水に浸けておこう。左か
ら二番目と三番目の枝は蛇の様に曲がりくねっている。温室の屋根をはい回
っていた為こんな事になってしまった。(笑)
4.2014年9月28日、発根量の少なかった2本の内、真っ直ぐな挿し穂の
4.2014年9月28日、発根量の少なかった2本の内、真っ直ぐな挿し穂の
発根状況をアップしたもの。生長ホルモンの一種であるオーキシンの分泌、
作用により、形成層や師部の部分から、カルス(癒傷組織)を形成し発根し
ている事が良く分かる。但し、過度のカルス形成は発根を阻害することが知
られており、Nepenthesではこれ位のカルス形成が丁度発根に適している様
である。事実、こぶの様にカルス形成した挿し穂では発根状況は思わしくな
い事が多い。根の尖端が半透明なのは健康的な証拠
5.これは蛇の様に曲がった挿し穂の発根状況。茎自体も楕円に変形しているの
5.これは蛇の様に曲がった挿し穂の発根状況。茎自体も楕円に変形しているの
で、構造が一寸分かり辛い。2本共十分な発根量になったので、ビニールポ
ットへ上げた
6.こちらは昨日の2014年10月28日に撮った、ビニールポット上げの株。
6.こちらは昨日の2014年10月28日に撮った、ビニールポット上げの株。
何んとか活着している模様。来春位からボチボチ着袋してくれると思う

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