本日は、Heliamphora pulchellaです。
 
本種は、コロンビア東部からベネズエラ南部、ブラジル北部やギアナ高地のtepui(テプイ:テーブルマウンテン)に自生する種で、Heliamphoraの中では一番小型ですが、一番育て易い種で、高温、低温それぞれにある程度の耐性があるようです。
従来はH.minor Akopan Tepuiとされていた様ですが、その後の分類でminorとは補虫葉の内部に生えている毛の長さと密度及び、ネクタースプーンが異なるとの事で、2006年にH.pulchellaと別種扱いになった旨伺いました。 確かにネクタースプーンが小さい様に思います。
昨年の4月に入手しましたが、我が家の環境が悪いのでしょうか、本種も成長が非常に緩慢で、中々大きくなってくれません。唯、殆ど大きさに変化はないと思っていましたが、入手時と本日の草姿を並べて比べてみると徐々に成長してくれている様です。50%程度の遮光下で栽培しているせいか、色合いがやや薄めの様です。もう少し遮光率を下げても良いのかもしれません。これから冬に向かいますので、20~30%程度の遮光下で育ててみようと思います。まあ、私の腕ではこんなものでしょう。下段写真左から、
 
1.入手した当日の2013年4月28日に撮ったもの。初めて手に取ってじっ
  くりと観察してみたが、とても神秘的な感がある雰囲気
2.2013年5月25日、葉身をアップしたもの、中々良い感じ
3.2013年6月21日、草姿全体をほぼ真上から撮ったもの。新しい葉身が
  展開、ネクタースプーンがちっちゃくて一寸赤みがかっている
4.2013年7月28日、更に新しい葉身が展開。時間が経つとネクタースプ
  ーンの色は緑っぽくなってくる感じ
5.2013年8月2日に撮った葉身のアップ。逆毛が綺麗に整列して内側へ落
  ち込んでいるのが良く判る
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1.2013年9月7日、草姿全体を真上から撮ったもの
2.2013年10月15日の草姿全体だが、大きさに格別の変化はない
3.2013年11月8日の状態
4.2013年11月20日に撮った草姿全体。株の大きさにはさほどの変化は
  見られないが、ミズゴケだけはしっかりと大きくなっている状況
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1.2014年1月19日に撮ったものだが、依然として変わり映えはしない
2.2014年3月21日、真上から撮ったらこんな感じ。結構水?が溜まって
  いる
3.2014年4月26日、少しだけ大きくなったみたい。もっと尖端が色付い
  て欲しいが、陽が弱いからだろう
4.2014年7月28日、確かに少しずつではあるが、大きくなってる?感じ
5.こちらは昨日の2014年10月24日に撮ったもの。気温の低下に伴い、
  大分正気を取り戻してきたのだろうか。新しい葉も少しずつ展開してきてい
  る。これから更に陽が短く弱くなってくるので、遮光率を下げてしっかり日
  光浴させがっちりとした株に育て上げたいもの
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