本日は、N.ventricosa斑点系です。
 
①自生地:フィリピン、パナイ島Madja-as山、シブヤン島、ルソン島ボントック
     バナウェ地方やマヨン山等、1837年記載種
②入手時期:2012年10月
③入手元:ピイちゃんさん
④成長度合:普通
⑤栽培難度:普通
⑥挿し木:容易
⑦嚢の大きさ:我が家でMax10cm前後
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し
 
N.ventricosaにも色々なバラエティーがあり、日本では最初に導入された在来系と云われるクリーム種を始め、レッド、レッドパッチ、アルビノ種等があります。クリーム種はやや暑がり、着袋には湿度を要求しますが、それ以外は概ね育てやすく着袋し易い種が多いようです。
本種の斑点系は、暑さ、寒さにも強く、良く着袋してくれる優良種だと思います。但し、昨夏は特に猛暑続きで一寸疲れ気味になり、その後生育状況がイマイチパッとせず、ずっと愚図りぎみの状態です。。
ロアーは補虫嚢の上部が輝きを放つ様なピンク色で、下部半分がやや黄土色で薄い感じ、ミドルは薄っすらピンク地にやや濃いめの斑模様が入る感じで、観賞価値がある一品だと思います。
一昨年10月に挿し穂をいただき、既に2年が経過しました。ずっと挿し木した当時のビニールポットのままでしたが、株が少し大きくなりましたので、即年の9月に素焼き鉢へ植替え吊鉢仕立てにしました。しかし、調子を取り戻すことなく今日に至っている様です。下段写真左から、
 
1.入手当日の2012年10月9日に撮ったもので、ビニールポットにミズゴ
  ケで挿し木されていたもの
2.入手して3カ月弱経過した2013年1月7日、既に新しい葉が展開してき
  ており、嚢が少しずつ膨らみ始めてきたので、発根していると思う
3.2013年2月26日、美しい補虫嚢がやっとできた。今回の株は左側のも
  の。2ポット分譲していただいた。右のポットも近日中に鉢上げしようと思
  う
4.株が少しずつ大きくなってきたので少し早いとは思いつつ、素焼き鉢へ植替
  えすることにした。2013年9月8日、植替えのため鉢から抜いた状態の
  根鉢。根量はやや少ない状態だった
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1.2013年2月2日、挿し木後初めて付いた補虫嚢で、蓋が開いたばかりの
  もの
2.6日後の2013年2月8日、美しく色付いた。ペントリのおおよその品種
  で、ロアーはこの様なツートンカラーになる
3.2013年4月23日、これは別の嚢だが更に色付き美しくなった。右奥の
  小さなツートンカラーの嚢は別ポットの株
4.2013年6月21日、美しくて魅力的だと思う
5.こちらは植替えを実施した昨日2013年9月8日に撮ったもの。ミズゴケ
  で素焼き鉢に植付け吊鉢仕立てにした
6.こちらも昨日撮ったもので、最新の補虫嚢。色合いも薄くなりミドルの様相
  を呈してきた
7.これは今朝2013年9月9日に撮ったもので、最新の嚢の一つ手前のミド
  ル辺りのもの
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1.2014年1月23日、少しずつ着袋はするものの、調子はイマイチで嚢も
  一寸ショボイ
2.2014年3月29日、地際から腋芽が発生してきた。これで株は更新して
  元気になってくれるだろうか
3.こちらは昨日の2014年10月13日に撮ったもので、あまり良い状態の
  嚢とは云えない
4.これも昨日のもので最新の補虫嚢、
5.こちらも昨日撮った全体の株姿。ボチボチ着袋はしてくれるものの、お見せ
  するのも恥ずかしい状態で、一向に調子が上がらない。困ったものだ!
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