本日は、N.copelandii Merr. ex Macf.です。
 
①自生地:フィリピン、ミンダナオ島Apo山及び、Pasian山に固有、1908年記載種
②入手時期:2012年9月
③入手元:大谷園芸殿
④成長度合:今の所やや遅い
⑤栽培難度:普通
⑥挿し木:我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax10cm前後
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し
 
本種は、フィリピンのミンダナオ島南部、ダバオ市の南西にある火山で、標高1100m~2400mにかけて自生する品種として入手しました。丁度2年前に入手しずっと観察していますが、見れば見るほどN.alataに良く似ている様です。当初はN.alataに括られていたのではなかったかなと思いますが、一寸うろ覚えですいません。
近縁種である事は間違いなさそうですね。高地に自生する割には、夏の暑さにも強く比較的栽培も容易な様で、良く着袋してくれます。どちらかと言うと冬場の方が美しい補虫嚢を付けてくれるように思います。
本種もアッパーは独特な漏斗型になる様ですが、暫く徒長させる必要があるでしょう。親芽はヒョロヒョロっと伸びていますが、未だアッパーは付いたことありません。成長はやや遅い様ですが、これは我が家の温室環境が悪いからかもしれません。
脇芽も発生し徐々に成長してきていますので、これからが楽しみな所ですね。あまり芸はなさそうですが・・・・。下段写真左から、
 
1.入手した当日の2012年9月26日に撮った株姿。比較的大きめの苗
2.2012年10月16日、未だ20日程しかたっていないので、何の変わり
  ようもない株
3.2012年11月26日、入手して丁度2ケ月経過したもので、少しずつ葉
  が増えてきた感じ。ややしっかりとしてきた様に思う
4.2012年12月16日、気温が大分低下してきたが、highland種なので至
  って元気。良く着袋してくれている
5.2013年6月10日に撮ったもの。この頃展開してきた葉はとてもでかく
  なった。従来の倍くらいになっている感じで、今まで成長が緩やかだったが、
  今後結構成長してきそうな雰囲気
6.2014年1月28日、やっと地際から腋芽が発生してきた
7.2014年9月24日に撮った草姿全体。親芽を凌駕する雰囲気で、脇芽も
  大分大きくなってきた。親芽はもう少ししたら力尽きそう。早めにカットし
  て挿し木にすべきか?一寸悩むところ
イメージ 1
1.2012年10月10日に撮った補虫嚢のアップ。本来の姿からすると程遠
  いかも
2.2012年11月17日、今まさに蓋が開き始めた嚢。色合が薄い
3.2012年12月31日に撮ったもの。やや小ぶりだが、色合いは徐々に良
  くなってきている
4.こちらは2013年4月30日に撮ったもの
5.4の嚢を8日後に撮ったもの。色合が濃くなって徐々に本来の姿に近づきつ
  つある
6.2013年6月10日に撮った最新の補虫嚢
イメージ 2
1.2013年6月26日に撮った補虫嚢。何れの嚢もN.alataに良く似ており、
  何の遜色もない様に思えるが・・・・
2.2013年11月14日、脇芽に出来た補虫嚢
3.2014年6月10日、やや斑模様が目立つ感じ
4.こちらは今朝2014年9月28日に撮った最新の補虫嚢。一寸ショボイか
  な?
5.これも今朝のもので、成長中の未開の嚢
イメージ 3
 
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