本日は、N.Red Dragonです。
 
本種はEPによって作出された品種で、N.truncata譲りで結構大柄な草姿になります。その名の通り非常に発色の良い美しい嚢を付ける筈ですが、我が家では少々色合が薄めです。腋芽が発生したら良い嚢が付くのではないかと期待していますが、開花はしたものの一向に腋芽が出てきません。
本種は気温の上昇と共に着袋量も増え、大きな補虫嚢を付けてくれる様になってきました。唯、これから気温が低下していきますので、徐々にショボくなっていくのではないでしょうか。成長は比較的早く、着袋率も良く、高温・低温に強い品種である様に思います。下段写真左から、
 
①人工交配:N.thorelii×truncata
②入手時期:2014年2月
③入手元:八ヶ岳北杜洋蘭殿殿
④成長度合:やや早い
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:我が家での実績なし
⑦嚢の大きさ:我が家でMax30cm前後
⑧雌雄:♀、9月頃開花
Derivation1(交配):Nepentes thorelii×truncata
Date of pollination(受粉日):12th january 1995
Date of registration(種苗登録日):15th june 2008
registrant(登録者):Geoff & Andrea Mansell
Breeder and Nursery Name(ブリーダーとナーセリー):Exotica Plants,Australia
 
1.2014年2月24日に撮った草姿。全体的に花粉親のN.truncataに似て
  おり、草姿は大きくなる。これで葉身は基部から蔓の手前まで50cm弱。
  現在、嚢は20cm一寸だが、どれ位まで大きくなるのかは今からの楽しみ。
  左上に吊るしている鉢が5号鉢なので、大きさがある程度判るだろうか
2.2014年3月25日に撮ったもので、蓋が開いたばかりの新しい補虫嚢と、
  成長過程の未開の嚢
3.2014年4月4日に撮ったもので、阿多が開いて数日経過したもの。これ
  から徐々に赤味が増していく
4.2014年5月5日、二芽立ちの株で、右の嚢は大きな茎に出来たもので、
  色合いは薄い。一方左の嚢は、やや小さめの茎にできた嚢で、色合いは中々
  濃くて良い感じ。何れもこの時は28cm、まだまだの予感が・・・・
イメージ 1
1.2014年6月3日、良い感じの色合い
2.2014年6月17日、大きい茎に出来た嚢で、口径はこれ位の大きさ。握
  り拳が入るにはもう少し大きくならなければ・・・・
3.2014年6月27日、鈴なりと云う表現は似つかわしくないが、まあ、そ
  れなりに着袋してくれているのではないかと思う
4.2014年6月30日、株をやや上方から撮ったもの。何れの茎も既に徒長
  が始まっており、写真に納まらない
イメージ 2
1.2014年7月9日、口径部分をアップしたもの。リップの色合いと内班の
  コントラストが良い感じかな
2.こちらも同日の7月9日に撮ったもので、掌に乗せてみた、おおよそ30cm
  程度だったかな
3.2014年9月14日、いよいよ開花(雌花)した。やはりN.truncata系の
  花。さてどのお婿さんにしようかな?
4.こちらは今朝2014年9月16日に撮った赤味の強い方の最新の補虫嚢
5.これも今朝撮ったもので、赤味の薄い方の最新の嚢。何れの嚢も25cm程。
  今年のピークは過ぎた感じ
イメージ 3
 
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