本日は、N.Attractive Fuso(NO-2:嚢丸型)です。
 
①人工交配:N.thorelii ikeda×ventricosa、1983年、中川泰秀氏作出
②入手時期:2011年6月
③入手元:うつぼかずらの郷殿
④成長度合:早い
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:水挿しで100%発根
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm程
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し
 
20年程前からN.Attractive Fusoを育てていますが、本種は2011年6月に入手したもので、従来種と比べやや異なる様です。従来のNO-1はN.ventricosaの特長が良く出て、襟の部分が角ばった感じで、胴周りが窪み20cm前後の嚢を付けてくれます。しかし、本種はややズングリむっくりで、胴体のくびれが殆ど無い様に思います。
又、嚢の大きさはロアーで10cm前後、アッパーで15cm程度とあまり大きくなりません。唯、草姿は殆ど同じで両者の区別はつきませんし、生育具合等も遜色無い様に思います。
従来からの子は女の子ですが、この子は果たしてどちらでしょうか。中々開花してくれないようです。既に温室の天井に届いてしまいましたので、カットし挿し木にしました。これで更に開花が送れそうです。下段写真左から、
 
1.2012年5月30日に撮ったロアー。色合、蓋の形状、襟の具合などは従
  来から育てている個体とやや異なり、こちらの嚢はとても寸胴
2.2012年9月19日、補虫嚢をサイドから撮ったもの
3.2012年11月3日に撮った補虫嚢。蔓がサイドから後方へ移ったが、未
  だロアーの雰囲気
4.2012年12月13日に撮ったもの。この袋は色合が薄くやや尻ずぼみに
  なりかけている感じで、ミドル当たりだろうか
5.2013年4月14日、親芽と腋芽が1本成長していたが、その腋芽の根元
  付近から3芽萌芽してきた。何となく賑やかになりそう
イメージ 1
1.2013年5月31日に撮った親芽にできたミドル。色彩が薄くなってきた
  ので、襟のストライプが目立つようになり美しい
2.2013年6月2日、こちらは腋芽にできた未だロアー当たりの嚢。ロアー
  は襟が真っ赤に色付きストライプははっきりとしないが、これはこれで美し
  い
3.こちらは2013年7月28日に撮ったもので、出来てからある程度時間が
  経過した嚢なので、あまり艶は良くないが、沢山付けば見応えがある。更に
  腋芽も大きくなってきているので、もう少ししたら鈴なりが見られそう
4.腋芽の株元に発生した3つの腋芽は全て順調に成長している。ボチボチ嚢が
  付きだしたので、もう少しすれば賑やかになる
5.2014年2月19日、親の茎は既に2mを超えいよいよアッパーが付きだ
  した。左の尻すぼみの嚢が本種のもので、右のスレンダーな嚢は普通のN.At
  tractive Fuso。アッパーも若干の違いがある感じ
6.こちらは昨日の2014年9月8日に撮った物で、新たに発生した腋芽二芽
  に付いたロアー
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1.2014年8月3日に撮ったもので、2014年6月8日に水挿ししていた
  苗が発根した状態。既に腋芽は大分動き出している
2.こちらも当日の8月3日に撮った発根部分のアップ。根の先端が半透明で生
  きいきとして躍動している様に見える。多少発根量が少なめだが、ビニール
  ポットに鉢上げする事にした
3.こちらは昨日の2014年9月8日に撮ったもので、鉢上げ後1ヶ月と少々
  経過した状態。5本(頂芽枝×1、節間枝×4)挿し木を実施したが、無事
  発根。ポット上げ後も順調の様で何れも活着している様子
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