本日は、N.Kihachijoです。
 
①人工交配:N.alata(ひょうたん種)×maxima、1982年一正園殿作出
②入手時期:2010年6月
③入手元:うつぼかずらの郷殿
④成長度合:早い、徒長を始めると更に早くなる
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:水挿し発根、ほぼ100%
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax25cm程
⑧雌雄:♂、5月~6月頃
 
補虫嚢の外観はN.alata(ひょうたん種)にそっくりです。又、N.alataの特長である蓋の付根辺りに突起がある所も遺伝している様です。補虫嚢の色彩は、黄緑色で赤い斑点が入り、日照が良いと全体が赤味がかり、縦縞模様がくっきりと現れます。又、襟の部分は赤から時間の経過と共にチョコレート色になり、色合いが濃くなります。
草姿も日照により随分異なります。日照が良いと、茎の節間は詰まり、葉も結構硬くなり、全体的にがっちりとした感じになります。補虫嚢の形は、ひょうたん似、草姿や色合いはマクシマ似と云ったところでしょうか。暫くの間はロゼットに近い感じの節間が詰まった成長で、やや遅めですが、一端徒長を始めるとあれよあれよと言う間に伸びていきます。我が家では半年で約1m位伸長してしまいました。一度頂芽をカットし挿し木にしましたが、既に温室の屋根を這い回っています。下段写真左から、
 
1.2011年11月29日に撮ったもので、ロアーからややミドルになりかけ
  の嚢だろうか。蔓は既に横になった
2.2012年5月16日に撮ったミドル。何か色・模様がイマイチ。スケール
  を確認すると大きさは約22cmだった
3.こちらも2012年5月16日に撮った草姿全体。がっちりとした感じで纏
  まりのある姿は、N.maxima譲りだろうか
4.2012年6月27日に撮ったもので、色合いも大きさもなかなか良くなっ
  てきた
イメージ 1
1.2012年7月17日に撮ったミドル軍団。この種は、十分な日照と温度が
  あれば、とても元気で良い嚢をバンバン付けてくれる
2.2012年9月5日、いよいよ徒長が始まった。徒長開始するまでに2年以
  上要したが、徒長を開始して今では1m以上伸長してしまった。何れの種も
  そうだが、徒長が始まると驚異的な成長をする
3.こちらは腋芽の方に出来た嚢で、2012年10月27日のもの。この時丁
  度25cmだったが、気温が低下してきたので、これから出来る嚢は徐々に
  小さくなっていく。真冬は温度が足りず着袋しない。せめて18℃は欲しい
  ところ
4.2012年12月5日、今シーズンはこれが最後の嚢となった。アッパーに
  近づいてきている感じで、色合いが薄くなり、口が大きくなってきた
イメージ 2
1.2013年3月9日、いよいよアッパーになった。色、柄ともになくなり、
  ひょうたんそのものと云ったところか
2.2013年4月13日、気温の上昇と共に次々と着袋している
3.2013年4月17日、腋芽も大分成長し徒長している
4.2013年11月3日、伸び放題になっていたので、この9月上旬に水挿し
  していたもの。徐々にカルスが形成され、そこから不定根が発生してくる様
  子が良く分かる
5.2014年3月10日、昨年11月3日にビニールポットへ上げた苗を素焼
  き鉢に植え替えるため、鉢から抜いた様子。未だ4ヶ月程度だが、結構根が
  回っており、本種は根張りがとても良いことが窺える
6.同3月10日、素焼き鉢に植え付けが完了した様子
7.2014年5月25日、親株に咲いた雄花
8.こちらは2014年8月16日に撮ったもので、この挿し木苗にできた補虫
  嚢
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