本日は、N.veitchiiL)×N.Miranda Red’タイプです。
 
①人工交配:N.veitchiiL)×Miranda、ぷりんさん作出
②入手時期:2011年6月
③入手元:リベラルファーム(ぷりんさん)殿
④成長度合:普通
⑤栽培難度:簡単
⑥挿し木:我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax30cm
⑧雌雄:♂ 8月~11月頃
 
本種はぷりんさん自ら育種されたもので、我が家では同一親で襟が‘Stripe’になるタイプと’Red’のタイプを分譲していただきました。本種は草姿、補虫嚢の独得な襟等はN.veitchiiの特長を受け継ぎ、耐寒性、耐暑性はN.Mirandaから受け継いでいる様で、非常に両親の良い所が発現している、素晴しい交配種だと思います。小苗からの栽培でしたが、最初の頃は成長がやや緩慢でした。しかし、ある程度すると徒長が始まり、成長はやや早くなってきました。
現在腋芽が成長してきていますが、ピークは昨年だった様で、今年は少し見劣りする感じがします。ボチボチ親芽をカットして挿し木にしようと思っていましたが、どうも花序が形成されてきている様ですので、取り敢えず開花、花粉採取してからにしようかなと思っています。下段写真左から、
 
1.入手当時の2011年6月25日に撮った様子。未だ小さくて特長のある補虫嚢ではないが、リ
  ップの色合いは良い感じに出ていると思う
2.こちらは約半年後の2011年12月29日、素焼鉢に植え替えて2ケ月程度経過。少しずつ大
  きくなってきた。又、襟も徐々に角ばってきた感じがする
3.2012年9月5日に撮ったもの。随分大きくなって袋の襟、色合いもなかなか良くなってきた。
  やっと見応えのある雰囲気になってきたとろこ
4.昨日2013年2月14日に撮った草姿全体。夜温が15℃程度なので、折角の袋も徐々に枯れ
  てきた。やはり最低18℃程度は欲しいが、今冬の寒さに加え、円安の影響か、この所毎週の様
  に値上がりする灯油代を思うと、この温度が限度(泣)
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1.2013年5月29日、徐々に徒長を開始してきた
2.2013年9月3日、この画像には写っていないが、いよいよ開花した。雄花だが花粉が殆ど出
  ていない様で、交配に使用できない。一寸失敗作?
3.2013年11月16日、二番花が2本上がってきた。今回はしっかりと花粉が出ているので、
  数種程交配に使用
4.こちらは今朝2014年7月21日に撮った株姿。茎の途中からと地際から各々腋芽が発生し成
  長している。ロアーとアッパーが同時観賞できる時期。手前の芽には花茎が隠れている
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1.入手して4ケ月程経過した2011年10月10日に撮った補虫嚢のアップ。リップの色合いは
  中々良いが、襟の部分は未だお子様って感じかな?
2.2012年7月16日、大分襟が立派に成ってきた。出来て間もない嚢なので、色合が薄いが、
  これから時間が経つと共に、燃える様な色合いになっていく
3.2012年10月13日、色合いといい、リップの形大きさといい、何とも言えない雰囲気。今
  思えば、この時期が最も良い状態だった様に思う
4.2013年9月13日、地際から出た腋芽にできた最初の頃のロアー
5.こちらは今朝2014年7月21日に撮ったもので、地際の腋芽がある程度成長した枝にできた
  嚢で、徐々に色合が薄れていく
6.これも今朝撮ったアッパー。模様も殆ど消え、リップの色合も少しすすけた感じになってきた
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