本日は、N.veitchii Hook.f.’Bario stripe’です。
 
①自生地:ボルネオ島サラワク州バリオ村、1859年?記載種
②入手時期:2012年7月
③入手元:リベラルファーム(ぷりんさん)殿
④成長度合:遅い
⑤栽培難度:やや難
⑥挿し木:我が家での実績なし
⑦嚢の大きさ:我が家でMax10cm程度
⑧雌雄:?、我が家での開花実績無し
 
このBario stripeは、幅広のゴールドの襟にとても美しいストライプが入る、マニア垂涎の一品だと思います。Barioは、ボルネオ島サラワク州の山間部にある小さな村で、東マレーシアに位置しインドネシアとの国境線に近い所です。あの耳たぶに大きな穴をあけて、でかい重そうなイヤリングをぶら下げている部族、クラビット族の居留地だそうです。
地形的にBarioは2000m級の山々に囲まれた1000m程度の盆地です。従って気候も穏やかですが、朝夕は結構涼しくなる、そんな場所に自生しているのが本種です。従って、夏場は特に涼しく管理して、根部の通気を図ることが必要だと思います。我が家では何とか夏を二度無事に越しましたが、やはり暑いせいか、愚図ってしまいます。今シーズンも間もなく暑い夏がやってきますが、何とか涼しくして夏越し出来る事を祈りたいものです。下段写真上及び左から、
 
1.入手当日の2012年7月20日に撮った草姿全体。がっちりとしたとても
  立派な苗を分譲していただいた
2.2013年9月30日、二度の夏を無事越したが、随分疲れて葉数も減って
  しまったが、朝夕涼しくなってきたお陰で少しずつ元気になりつつある状態
  かな?
3.こちらはおとついの2014年6月20日に撮ったもの。この時期までにガ
  ッツリと育ってくれれば何とか夏を乗り切ってくれるのではないだろうか。
  それにしても入手時から殆ど大きくなって無い様な(泣)
イメージ 1
1.入手当日の2012年7月20日に撮ったもので、綺麗な嚢が既に付いてい
  た
2.2012年12月26日、開き始めたばかりの補虫嚢
3.こちらはおとついの2014年6月20日に撮った最新の補虫嚢。出来たて
  なので、襟が未だ反っていない
イメージ 2