久しく訪問の機会のなかった港街、清水へ。
30年ぶりで静岡市清水区になってから
もちろん初めてです。
津波発生時には浸水想定区域となる
湾岸エリアへの新庁舎移転問題が
県内ニュース関心事のひとつですが
その現場視察のため?
…というわけではなく目的は映画観賞。
県西部のTOHOシネマでは
今回観たい映画の上映がなく
松竹系シネコンのみ配給ということで、
最も近いエリアでも名古屋か清水に限られた為
交通費を節約すべく一般道を使って車で
清水までアプローチしました。
今回の映画館、MOVIX清水は
エスパルスドリームプラザ内にあり
昔仕事でお世話になりしばしばおじゃました
清水の老舗企業、鈴与さんの本社前にあることも
現地まで来て初めて知りました。
遠く清水まで来て観賞した作品は、
「i-新聞記者ドキュメント」。
というのも、昨年観た「新聞記者」が
とても面白い映画だったので
その流れで姉妹編ともいえる
「i-新聞記者ドキュメント」を
とっても観たくなった次第です。
昨年公開の「新聞記者」は
政府定例会見の質疑時に官房長官と対峙する
記者として一躍注目された東京新聞社会部の
望月衣塑子さんの著作「新聞記者」を原案として
ここのところしばしば紙面を賑わせる政権がらみの
疑惑を彷彿とさせるストーリー仕立てで
政府とマスコミの情報戦の緊張を描くフィクション。
日刊スポーツの映画大賞作品賞や
日本アカデミー賞の優秀作品賞も受賞した作品です。
このジャンル‥
政治的スキャンダルを暴こうとするマスメディアと
不都合な事実を隠したい権力側当局を
実話をモチーフにして描く社会派サスペンス
‥結構好きなんです。
「ペンタゴン・ペーパーズ」
「ニュースの真相(原題 TRUTH)」
「記者たち(原題 SHOCK and AWE)」等など。
ところで、小生の個人的なイメージながら
望月さんと重なるキャラクターは
Doctor-X 外科医・大門未知子。
お決まりの締めのナレーションを拝借すれば…
「たとえばこの女、
群れを嫌い、権威を嫌い、忖度(オリジナルは”束縛”)を嫌い、
真実を追う記者魂と叩き上げの現場主義スタンスだけが
(オリジナルは”専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが”)
彼女の武器だ!
新聞記者 望月衣塑子 またの名を
ジャーナリスト i !!」
そして、「i-新聞記者ドキュメント」は
望月衣塑子記者に張り付きその生身の
行動を映し出すドキュメンタリー。
エネルギッシュな取材をベースに
真実を報道しようとする強い意志と
ブレない姿勢に思わずエールを贈りたくなる。
収録シーンには
辺野古の埋め立て反対運動の地元住民や
前川喜平さん、伊藤詩織さん、籠池夫妻等の
官邸に対峙する方たちへのインタビューや
森達也監督自身が記者会見現場の撮影をトライし
官邸の護衛警官に排除される映像等
緊張感あるライブシーンが織り込まれ
この手のニュースに関心ある私としては
往復6時間ほどかけて観賞しにきた
甲斐のある作品でした。
タイトルの頭についたイニシャル「i」の意味は
定かではありませんが…私の中では
もちろんファーストネイムIsokoさんの頭文字の他
国民主権の基で知る権利のある市民への
情報提供(Inform)であり、
時に忖度なしで孤立(Isolation)しても真実を報道する
スタンスを崩さない自己の証(Identity)かなと拝察。
三権分立が担保されるべき憲政のもと
行政を監視する国会も司法もワンチームで結束、
群れを好み、権威を好み、忖度を好む
多数派の数の優位だけで多くの疑惑の真相や
不祥事の原因が解明されず透明性が担保されない
まま同じ過ちを繰り返す国の舵取りを憂いながら、
官邸のマスコミ介入圧力ニモマケズ
上層部の官邸への忖度ニモマケズ
国民の知る権利のため最前線にたつ望月記者を
改めて応援しようと思う映画でした。
さて、清水の街歩きの方ですが、
上映時間前少し時間が空いてしまい
1時間程ドリームプラザ近辺を散歩。
まるちゃんが度々お使いや友蔵におねだりする
シーンで登場する商店街まで
足を伸ばしたかったけど時間切れでUターン、
またの機会にと思いながら
ドリームプラザ内のちびまる子ちゃんランドに寄り
さくらももこ神社を詣でました。

さくらももこ神社
海側に面したデッキに出ると貿易港の街らしく
ヨットが並ぶハーバーの向こうに
コンテナ船が碇泊する埠頭が見えました。

ドリームプラザからハーバー越しに埠頭を見る
帰路は国道150号線でゆっくり海沿いを辿り
昔いちご狩りをした久能海岸や
ウインドサーフィンで訪れた相良海岸を訪れた
記憶が呼び覚まされ少しノスタルジックな気分で
日没に向かって帰り、この日は往復240kmの
ドライブとなりました。