クローリングモンキーのたわごと -38ページ目

クローリングモンキーのたわごと

諸行無常なれど素敵なことが
溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

ツアー3日目、4時半起床、

起きるやいなや、

昨日食べずに取っておいた槍沢ロッジのお弁当

笹寿司を山荘の2段ベッドの布団の上で

ほうばってエネルギー補充。

 

ひとしきり夜明け前の星座を眺めながら準備運動。

6時前に微かな暁光の中を涸沢に向け出発。

心地酔い冷気の中、2時間半で涸沢に到着。

 

涸沢小屋のテラスで休憩後、

ヘルメットを装着して奥穂高岳を目指します。

 

秋晴れの涸沢…紅葉最盛期には間に合わず

 

ザイテングラードでは、

「9月に3人の方が滑落事故で亡くなっている…十分注意!!」

という旨のポスターを

上高地のビジターセンターでも涸沢小屋でも

目にしたので、

とにかくゆっくり慎重に歩を進めました。

 

涸沢小屋から2時間半で奥穂高山荘に到着。

 

山荘前の頂上への取り付きの岩壁を目の前に

おにぎりを食べながらしばし心身を落ち着かせ休憩。

天気も上々、いざ!水と行動食だけ持って

山頂までピストンします。

 

奥穂高山荘眼前の壁

 

いくつか梯と鎖場を過ぎ、

ガレ場をゆっくり歩くこと50分程

奥穂高岳の山頂(標高3,190m)に辿り着きました。

 

奥穂高岳山頂の祠

 

東西南北360度眺められる頂上には

山座ガイドの石盤があり、

快晴の空の下、富士山や白山まで確認できました。

 

ちょうど昼時でしたので、

絶景を愛でながらゴージャスなランチを摂り

1時間程山旅のクライマックスを満喫。

 

山荘を見下ろす急降下の下りは

少々緊張しましたが無事下山。

直下の山荘を見下ろしながら下降、対面は涸沢岳

 

山荘に到着するとまだ午後1時半でしたが、

今日は無理をせずここで宿泊することにしました。

 

部屋に荷物を置いたあと

山荘前の休憩用の簀の子の上で

常念岳の稜線を眺めながら

ビールロング缶を呑む幸せ。

ボーっとして過ごすこと2時間。

みるみるお客さんが増えて

この日は賑々しい天上の宿の一泊となりました。

 

奥穂高山荘前から山の日陰になった涸沢のテン場を見下ろす

 

薄暮の笠ヶ岳シルエット…奥穂高山荘の裏から眺める

 

黎明の八ヶ岳連峰シルエット…奥穂高山荘前広場から眺める

 

翌日、

ザイテングラートを慎重に下り、

終わりつつある紅葉の名残を

探しながら涸沢を過ぎ、

4時間で横尾まで戻ってきました。

 

七竈は紅葉が落ちて実だけが赤く目に付く

 

リラックスして歩ける梓川沿いの散策道

は早足で一気に歩き、

観光客でごった返す上高地まで戻って

4日間の山行の無事を山の神に感謝。

計画通りにはこべた山旅は超気持ちイイ(・∀・)!

 

帰りがけ

沢渡行きのバスで一緒になった

いかにも山男という感じの方が、

3百名山踏破挑戦中とのことを聞き、

田中陽希さん的な高みを目指す冒険者

沢山いるんだなあと改めて感心しました。

 

最終日は夕方から雨が降りだし、

筋肉痛もひどかったので

松本の旅館に一泊して帰途につきました。

 

 

 

 


 

 

台風がいくつも来襲、

天候不順が続いた秋山シーズンでしたが、

久々に安定した高気圧が列島に鎮座した10月

寒露の頃、満を持しての山歩きに出かけました。

沢渡に車を置きバスで上高地へ。

今回は槍・穂高を目指します。

 

5年前、穂高岳を目指したものの

ぎっくり腰痛で涸沢にて

リタイアしたトラウマは未だ消えず

まずは明神池の畔まで寄り道し、

穂高神社奥宮で安全祈願します。

 

初日は槍沢ロッジまでゆっくり歩き宿泊。

翌日以降の山中長旅に備え体力温存。

こちらはお風呂がある嬉しい山小屋です。

 

翌日は朝食後まだ少し薄暗い6時過ぎに出発。

槍沢の流れを見ながら緩やかに高度を稼ぎ、

天狗原分岐くらいから斜度は増しますが

尖った槍の穂先を見ながら適度な寒気に包まれ

カールを一歩ずつ気持ちよく登れました。

 

カールから槍ヶ岳の頂を見上げる

 

槍の肩にある山荘まで最後の綴ら折れを登り、

4時間程で山小屋まで到着。

 

山荘前のベンチで20分休憩、

腹ごしらえしてから水と非常食だけ持って

眼前の岩壁にアタックします。

 

槍の肩から見上げる岩壁(穂先)

 

少し緊張しましたが、幸いクライマーも多くなく、

三点支持を意識しながら鎖や梯を伝って

落ち着いてマイペースで登攀できました。

 

槍ヶ岳山頂(3,180m) 頂きの祠と後立山山塊

頂上直下の鉄梯の終点から…槍ヶ岳山荘と正面に笠ヶ岳

 

想像していたより広めの頂上(5坪くらいfでしょうか)で

360度のパノラマ景観に酔い20分程ステイ。

そのうち沢山の人たちが登ってきたので

混雑する前に下降開始しました。

 

やはり下りは往路にまして特段の緊張感。

穂先は混雑するゆえ

上り下りの別ルートが設置されているのですが、

登攀前に山地図に記載されたルート概念図を

チェックしたにも拘らず、

頭からすっぽり消え去ってしまい

上りクライマーと行き交う失敗を犯しました。

 

とはいえ、何とか落石も起こさず

穂先から降りました。

頂上へのルートを再度眼で追いながら

ちょっとした充実感に浸りつつ

おにぎりでエネルギー補給し束の間の休憩。

 

登ってきたルートを下山中、

昨日夕食を一緒にした方とすれ違い、

「天狗池からの風景最高!」の情報をいただき

少々心惹かれましたが、

この日は寄り道ぜず

次の目的地穂高岳方面への分岐となる

横尾まで降りてきました。

 

こちらにある横尾山荘もお風呂で

疲れを癒せるのが有難い宿。

入浴後の夕食では

たまたま同郷のお客さんと隣席となり

ほろ酔いの美味しいディナーとなりました。

 

 

 

 

 

 

中央アルプスの千畳敷カール。

バスとロープウェイで楽に標高2,600mまで運んでもらい、

千畳敷駅周辺を散策。

 

軽装のまま駒ケ岳方面に登っていく

お客さんの多さにはびっくりでしたが、

稜線までの距離も近く感じ

気軽に山頂を目指したくなるような

穏やかな小春日和でした。

 

草紅葉のカール

 

ナナカマド越しに宝剣岳を見上げる

秋らしい風景を求めて蓼科を散策。

幸運にもちょうど彩り豊かなシーズンにあたり

霧ヶ峰の草もみじも

ダケカンバや落葉松の黄葉も

楓の紅葉も美しかったです。

 

蓼科山の麓の

白樺高原国際スキー場のゴンドラの終点にある

御泉水自然園にも立寄り

秋を満喫しながらの散策となりました。

 

御泉水自然園

 

真っ赤に色づく楓

 

ダケカンバ林もいい具合の黄色

国道153号を塩尻に向け走る途中、

駒ヶ根あたりのコンビニのパーキングで車を止め

休憩していたとき、

私にとってはなかなかお目にかかったことのない

ミミクリー生物と遭遇。

 

発見したせつなは一瞬

カンブリア紀の古代海洋生物ハルキゲニアを連想しましたが、

小枝そっくりに擬態するナナフシ(ナナフシモドキ)です。

 

 

 

セメント上では目立ってしまって

野鳥の餌食になってしまいそう。

よく見ると足は5本、すでに1本失っている状況でしたが、

おせっかいせず、

これから粘り強くサバイバルすることをただただ

祈願したのでした。

 

153号線は長野方面へのアクセスによく使う国道ですが、

このあたりで西を眺めると

中央アルプスの峰々の稜線が遠望できるシーニックな

エリアであることに初めて気づきました。

 

中央アルプス遠望 北から南(木曽駒~空木~南駒~越百山)のスカイライン