免疫の学習 | クローリングモンキーのたわごと

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溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

先日、クヌギの雄花を目にしたのをきっかけに

花粉症のアレルゲンについてもう少し調べたら
 

既述のとおり、

スギをはじめヒノキ、シラカバ、ニレ、クリ等、

 

そして樹木に加えて草花でも…

キク科のブタクサやセイタカアワダチソウも。

これは何となく知っていましたが、

 

さらに、空地や道端そこらじゅうで見られる

カモガヤ、イヌムギ、チガヤ等など…

かなり多数のイネ科に属す種がアレルゲンになるとのこと。

 

道端のイネ科雑草

これはシナダレスズメガヤ or  オニウシノケグサ?

…イネ科植物は似たルックスが多く初心者には

種の同定がなかなか難しい感じです

 

クリ(ブナ科)の花粉もアレルゲンになる

 

折からNHK高校講座の生物基礎で免疫について学習。

何となくずっと昔勉強した覚えがある内容ながら

すっかり忘れてしまった免疫の基本知識。

今回の学習を通じ自分なりの理解をノートしておくと…

 

病原体等の異物からの生体防御システムとして
①物理的・化学的防御
②自然免疫による防御
③獲得免疫(適応免疫)による防御

と3段階のバリヤがある

 

①は厚い皮膚の壁や汗・皮脂、鼻水、くしゃみ、咳、

 唾液、胃液、繊毛等での防御

②は①を突破された時、

 侵入異物の種類までは認識せず

 非自己として捉えた対象に巾広く対応し、

 主に免疫細胞が異物を飲み込む(喰べる)ことで防御

③は②も突破された時、その種類を認識、

 

 その情報をもって対象を探し出しピンポイントで破壊

  (細胞性免疫とよばれる)

 または、その情報から抗体(特異な蛋白質)を作り

 抗原に取り付いて合体し②自然免疫が攻撃しやすい

 状態(抗原抗体複合体)に変化させ排除する

  (体液性免疫とよばれる)

 

 さらに、記憶した情報を元に出来た抗体は排除後も残り

 再侵入時にも特異的に迎え撃つ

 

免疫細胞の主な種類は

②好中球、マクロファージ

③キラーT細胞、ヘルパーT細胞、B細胞、樹状細胞

があり、

主に異物を構成する特異な蛋白質の情報伝達は

ヘルパーTと樹状細胞が担うらしい。

この情報共有と担当細胞が協力しあう防御するシステム、

人体のホメオスタシスは凄い!\(^o^)/

 

即ち、花粉、ハウスダスト、一部の食物等による

アレルギーとはこの③の獲得免疫の

抗原抗体反応のプロセス上で

通常人体に無害な物質を勘違いして抗原と認識、

それを排除しようとする抗体を作りこれが過剰反応

して自己攻撃する症状であり

謂わば「免疫の暴走」という意味では

関節リュウマチや橋本病(慢性甲状腺炎)等の

自己免疫疾患や臓器移植時の拒絶反応等と

同様のメカニズムだと理解。

 

コロナ禍の現在、免疫は旬の学習題材だなと思い

いつになく少し掘り下げて勉強した雰囲気の中

浅い知的好奇心は満たされたものの

ウィズコロナの新しい生活に直接役立つに至らない

科学常識を確認しただけ…とも言えますが

一応こんな感じで頭に刻みました。

 

そんな中、日常生活に大きな影響を与えている

新型コロナ感染拡大への対応の現状を見ると

PCR検査数がなかなか増加しない状況下、

ワイドショーのコロナ関連情報で

すでに独自に抗体検査を実施している

民間の医療機関もあるようです。

 

番組の中で使われていた専門用語で

コロナ感染直後に現れる抗体IgM、

暫くして現れる抗体IgGという化学物質

抗原に特異的に結合する抗体の蛋白質の名称で

免疫グロブリン(Immuno Globulin)のことで

5種類あるうちの2種だそうです。

 

この抗体を構成する蛋白質、免疫グロブリン分子の

多様性を遺伝子レベルで解明する研究で1987年に

ノーベル医学生理学賞を受賞されたのが

利根川進博士です。

う~ん、少しだけ深掘りできたかな(⌒-⌒; )

 

感染者の8割が無症状という分析がある一方、

感染後暫く経って急激に重篤化したり

先日は馴染みのある街、東京の北千住の路上で

健康体だった方が倒れて搬送先で死亡後

新型ウイルス感染が発覚という報道もあり

一部の専門家はその原因が免疫の暴走の

可能性にも言及していましたが

プロでも分からない未知の病原体は脅威です。

 

各国で抗ウイルス薬投与の治験や

抗原の遺伝子を抽出して培養する方法等で

ワクチン開発も始まっています。

免疫の暴走リスク等も含めた接種時の安全性を

担保する治験がスムーズに進み安心して

通常の生活が送れる日が早く訪れるよう祈ります。

 

さて、今回、花粉症を端緒に免疫の学習をして

未知の感染症拡大に先行きの不安もありますが、

正しく恐れるスタンスを持って

とにかく三密回避、手洗い、うがい、

体のあらゆる粘膜にノータッチ、何処でもマスク着用に加え

バランス良い食事、十分な睡眠、適度な運動で自分を守り

心身の恒常性と免疫力を維持する事が

一番のリスクヘッジというありふれた結論に帰結しました。

自己防御に努め極力医療のお世話にならぬように

新生活様式を意識して毎日を過ごそうと思います。

 

最後に毎日新たな病原体の脅威に立ち向かっておられる

医療関係者の方々に感謝です!m( __ __ )m