鳥海山 百名山行脚 #81 | クローリングモンキーのたわごと

クローリングモンキーのたわごと

諸行無常なれど素敵なことが
溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

まだ、日の出前の5時、
黎明の薄暗い中、ヘッドライトを点けて
頂に向けてTDK小屋を出発。

7合目の御浜小屋までは石畳の登山道で
霧の中でも迷う心配はありません。

尾根道に出ても期待した晴天に恵まれず、
靄がかった冷たい風のなか
足を止めたら寒いので
ひたすら歩き続けます。

ガスで遠望は効かないけど、
すでに所々黄葉・紅葉が始まり
白い背景に彩色が映えます。


尾根道沿いのナナカマドの実も秋色

外輪山に入り、文殊岳・伏拝岳、行者岳と
いくつかピークを超え、七高山(標高 2,229m)に到着。
ここでもすぐ近くにあるはずの新山の山頂も見えず
祠にさっとお参りしてから最終目的地へ向かいます。

両山の分岐点から一端、急坂を鞍部に降り、
雪渓を見ながら少し登り返すと
靄の向こうにやっと山小屋と神社の鳥居を発見。

とりあえずこの大物忌神社に参拝して小休止。
パンを囓ってエネルギー補給したあと、
神社の裏から大石がゴロゴロ重なる登りを
ペンキマークを頼りによじ登っていきます。


新山への急登…ガスの中、白いペンキマークが頼り

巨大な岩の間の切通しの隙間を下って…


大岩の隙間を降る

さらに三点支持で着実に岩場をもうひと登りすると…

やっと、鳥海山(新山)の山頂にたちました。
大きな石の上の2畳くらいの平らな処が頂でした。

5時間ちょっとかけて歩いてきたのに
ずっと視界も悪く周りの景色も見えないし、

連休の狭間次々登ってくる登山者も多いなか
あまりゆっくりする雰囲気でもなく、

石積みの祠にお賽銭を置き
安全を祈ってすぐに踵を返します。


鳥海山 新山の山頂(標高 2,236m)

帰りがけの外輪山を歩いていると、
ガスが強い風に流され視界が開けるタイミングが時々あり、
その刹那振り返るとやっとゴツゴツした黒い新山の姿が確認できました。


鳥海山(新山)と御室小屋

帰り道は靄もひきはじめ、天候が良くなりつつあるかなとも思いましたが
最後まで大絶景の遠望は得られずじまい。

登りでは整然として歩きやすく感じた石畳でしたが、
降りの後半に延々と単調に続く石の舗道の硬さは
けっこう膝に響きました。

そのうち雨も降りだし、雨合羽を着て滑る石畳を急ぎ、
鉾立の駐車場につく頃には大粒の雨。

今回も快適とは言えないコンデイションでしたが、
9時間半の日帰り山歩き無事コンプリートしました。