薄暮、凍った透明な空気のなか、
金星と木星がいっしょに南西に輝いて美しいシーズンです。
一際赤い惑星=火星も東から登る7時半ころには、
この、太陽の第2、第4、第5惑星が同時に観られよい夜空です。
冬場はわかりやすい図形の星座が多く
晴れて冷気の澄んだ夜は天空を眺めるのが楽しいですね。
冬の星座の代表オリオンの左肩にある恒星ベテルギュースは、
膨張収縮をくりかえす寿命末期の赤色超巨星ですが、
これが爆発寸前らしい。 … すなわち、超新星爆発!!です。
地球からの距離は、640光年とわりあい近く
現在の最大サイズは、直径で太陽の1000倍。
こんな星が爆発?となると、
宇宙サイズでは、天の川銀河の中の恒星ですから、
ご近所のガソリンスタンドが火事になるくらいの
イメージでしょうか。
西暦1000年くらいのカニ星雲、1600年くらいのケプラー星雲発見以来
の超新星爆発がおこれば宇宙物理学上の理論検証にも
大きなチャンスになるのでしょうが、
実際に、超新星爆発がおこったら、
地球にも爆発に伴う放射線のリスクがあるようです。
640光年の距離ですから、
もう爆発している可能性もあるようですが、
超新星爆発が目にできたならば、
4か月くらいは、月の明るさの100倍くらいで
昼夜輝き続けるらしい。
46億年の地球の歴史のなかでは、
巨大隕石の衝突や超新星爆発が
恐竜や古生代の生物の生死を左右しているわけですから
宇宙の生業のなかでは小さい惑星の運命は
ちっぽけなもんなんですよね。
それにしても、爆発後ベテルギュースが無くなったら、
オリオン座はわかりにくくなるでしょうし、
冬の大三角(正三角形)はオリオン座の右足の若い星
リゲルを新たな頂点とすると
二等辺鈍角三角形になってしまうんだなぁ。
ベテルギュースの生涯最後の
天体ショウを観れるまで
元気に生きていたいものです。