奥多摩・雲取山へ② | クローリングモンキーのたわごと

クローリングモンキーのたわごと

諸行無常なれど素敵なことが
溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

翌日は、朝5:30起床、6:00には朝食をすませ、
山梨県側の丹波山村(たばやまむら)の丹波バス停まで下山します。

昨夜、山小屋での夕食でテーブルが一緒になった若いカップル
が、三條の湯の少し上、飛龍山(ひりゅうさん)からの登山道でツキノワグマ
を見たとのこと。

クマ笹がゆれる大きな音がして、
立ち上がった獣は、体は黒く胸にはっきり白い模様が
見えたとのことで、
目があったが鈴を激しく振って鳴らしたら、
沢の方向に消えたとのこと。

興味深く、羨ましくもあり、恐ろしくもあり…

そんな話を聞いた翌日ではあるし、
クマよけ鈴をしっかりつけて、
朝陽もさし明るくなった7時頃から
下界に向けゆっくり歩き出します。

小生のクマよけシステムは、「DOS-V」と命名しています。
昔懐かし、OSを拝借ネーミングしたものですが、

”ダブル・オペレーティング・スズ &いざとなったとき、
ドスの効いたVoiceを発する”という意味です。

鈴はザックのウェストバンドに左右ダブルにつりさげます。
トーンの高い鈴と低い鈴が少しずれた和音を奏でます。

通常、普通の熊なら音を聞いて人を避けるはずですが、

運悪く、熊に鉢合わせし対面してしまった時は、
目線をそらさず、後ずさり。

睨みあいになったら、けっして背を向けて逃げず、根競べ。
腹の底からどすの利いた声が有効とのこと…

たとえば、擬音で言うと、「ウお~  …」と。

これは、最近読んだ北海道のマタギの方が記されている
熊対策術です。

万一凶暴な個体が襲ってきたら、鉈やストックが有効とのことだが
組み敷かれたら、決死の覚悟で死んだふりもいいようだ。

熊は動くものに反応するかららしいが…

そんなことを考えながら下山する登山道は
たくさんの沢があります。
沢筋は熊に会う可能性が高いので周りを見ながら
水の流れを渡っていきます。

登山道に、まるで、「俺のテリトリーだ!」と主張している
ようなHotな糞を見つけました。
木の実かアリの色でしょうか…黒い!

$クローリングモンキーのたわごと-フン1

$クローリングモンキーのたわごと-フン2


熊は確実にいるんだな…だけど自分から避けてくれているんだろうな
と思いながら歩いていると、

クマ笹がサワサワと揺れる音…

出た!一瞬の緊張。
現れたのは鹿のつがいでした。

三條から丹波への登山道は台風の爪後で、
倒木が多く、落ち葉が山道を埋めて
踏み抜きそうな雪庇のようにに感じられ、
迷いそうな分岐もあり、昨日にくらべ
慎重に歩きました。


$クローリングモンキーのたわごと-ほうばに埋る道
大きい朴の葉が道を隠す


$クローリングモンキーのたわごと-クリ
美味しそうなクリ…熊も大好きでしょう


膝がいたくなったが、急坂を慎重にくだり、
3時間ほどで丹波山の集落に着きました。
麓の畑には、獣よけの電気柵が張られていました。
ここらへんの農家の方も山からおりてきた獣の食害で
ご苦労されているんだな。


東京・埼玉・山梨にまたがる雲取山ですが、
たくさんの動物に会えました。

鹿やリス、鳥では鮮やかな色のカケスも見かけました。
最後は小さな野鳥のさわやかな画像で締めます。

$クローリングモンキーのたわごと-コゲラ
木の実をつつくコゲラ

$クローリングモンキーのたわごと-シジュウカラ
疲れをいやしてくれる鳴き声シジュウカラ

帰りのお約束、登山後の温泉は、丹波山村の道の駅の奥にある
「のめこいの湯」でした。

のめっこい…とはこの地の方言で、ツルツルとかスベスベ
という意味だそう。