東証プライム1841社って…マジ多過ぎるわ! | 共和ゴム代表取締役・寺阪のブログ

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大の歴史好きで「経営は歴史から学ぶ」をモットーに4つの会社経営に活かしております。

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東証による株式市場再編により、


東証1部、東証2部、ジャスダック、マザーズとあった株式4市場を、


プライム、スタンダード、グロースの3市場に再編される。


日本の株式市場の基準は世界的に見てもかなり緩い…


アメリカがナスダック100が100社しかなく、S&P500も500社しか存在しておらず、この両市場合わせても計600社しかない。


それに比べて日本の東証1部は2185社もあり、その基準の甘さが海外投資家達からも度々指摘されてきた。


東証1部に入っていると東証株価指数(トピックス)に組み込まれるというメリットが大きく、実力値以上に株価が高くなる要因の一つとなっている。


実力値以上に株価が高くなる会社があるということは、その逆の実力値が株価に反映されない企業も出てくるという事であり、これら優良企業にとっては足を引っ張られてるといってもおかしくない。


グローバル市場で、世界的な企業と伍して戦うには、それら企業だけを集めた株式市場を作る必要があり、それが今回の再編であり、当初は基準ももっと厳しく、恐らく4割ほどの800〜900社に絞られると言われていたが、これに反対する勢力達のロビー活動などによって、どんどん基準が緩くなり、結局8割強がプライム市場に移行される…


しかも296社は現時点では基準に達しておらず、経過措置として移行までの猶予期間を設けてもらっているという体たらくぶり…


こんな救済措置なんか要らんねん!

こんな会社はさっさとスタンダードに格下げしたらエエやん。

なんのための株式市場改革か分からへん。


結局、東証の全企業の比率が、プライム49%、スタンダード39%、グロース12%となる。


一番厳しいはずのプライム市場が約半分を占めるとは…


もっと基準を厳しくしてプライム市場は全体の15%とかにしないといけないと思います。


こういうなか、大正製薬のようにプライム市場に移行できるのに、敢えてスタンダード市場を選んだ企業も23社あります。


色々とややこしいので無理してプライム市場を維持しない、という経営判断は大好きです。


またグローバル企業ではなく、事業の殆どを国内でやってる会社はスタンダード市場で十分ですし、無理して背伸びし過ぎると色々と綻びも出てきますし。


株式市場再編には少し期待してましたが、あまり期待できそうじゃないですね…


まぁ上場なんて一切考えていない中小企業の経営者が好き放題言ってるだけですいません。


株式市場の基準に振り回される事なく、日本を代表するグローバル企業は、世界でもドンドン頑張って欲しいというのが本音です!