









今日は、ショーケースに目をやるとふと・・・
黄金に輝く、素敵な時計と目が合いました。
そうです、数ある時計の中からこの時計が・・・
Grand Seiko 1STです。
グランドセイコーファーストモデルが販売された1960年頃の一般サラリーマンの平均初任給が1万4千円(一般サラリーマンの平均賃金は2万4千円前後)でした。
その時代にグランドセイコーファーストモデルの価格は2万5千円ですから、相当高価な買い物であったと思割れます!!
その後、1963年までに3万6千個あまり生産されましたが、この数字は異例の少数生産であったのです。
今から、ほぼ52年まです!!
更に高価だった17インチカラーテレビとは言うと、なんと”42万円”という価格で、とても一般庶民が購入できるものでは無かったのでしょう。
この頃の、テレビ自体の普及率も47%という時代だったみたいです。
ムーブメントであるCal3180は諏訪精工舎独自設計のもので、マーベル、ロードマーベル、クラウンの流れを汲む機械なのです。
この光輝く、美しく仕上げらてた機械は芸術そのものです。
3180と刻印されたこの機械は、とても初代ロードマーベルそのものによく似ています。
部品カタログを見ると、部品そのものが同じもの使われているのではないかと思ってしまいます。
裏ふらに刻印された、J14070GS 14K GOLD FILLEDはロードマーベルにはありませんが・・・
グランドセイコーは、その精度・耐久性・外装仕上げなど、それまでの国産時計の最高を目指して開発されたのでしょう!。
その時計の精度を表す世界的な基準であるクロノメーター規格に準じた15日間に及ぶ独自の社内試験を実施して、それにパスしたものだけを「歩度証明書」を付けて出荷させたのです。
これは自社の技術力が、世界に通じることを証明させたかったのだと思われます。
勿論、二本とも”SD”ダイアルです!
そして、こちらの2本は仲良く”アップライト”文字盤です。
同じ時計ですが、2本をよ~く比較してみると・・・
また、尾錠の”彫文字”SEIKOがとても素晴らしい!
ベルトは、もちろんSEIKO純正の高級ラインワニ型押し牛革で決まりです!
黄金に輝く、色合いが全然違います。
片方は、GOLD色が濃くてもう一本は薄い感じです。
長い間に、磨かれたりタンスの肥やしにされたり使い倒されたりと色々な状況下での使用により色にも
個性的な変化が起こり互いに独特の表情になったのでしょう。
勿論、お使いになっていた方の肌の酸性度の違いや屋外での使用の多さや室内のみで使用されていたのか?
色々な状況下での、使用による変化もあり同じ状態の物が無いと言うのがまた物欲を刺激するのですが!
今度、また気に入った時計に二度と巡り逢えないかと思うとついつい・・・
そんなんで、GS 1STはお会いするたびに僕の所へとおいでになるのでしょう。
というより、僕自身が迎え入れるのです。
来るもの拒まずです。
さわってふれてみないと解らない、この雰囲気と柔らかな金属の感触。
何とも、言えない至福の時です。
江戸川のT様、また悩みの一本です!!
それでは~