小池都知事「非常に多い。5月の初めから最多の数字になる。濃厚接触者は55人のうち32名となっている。
第2波という捉え方については、専門家の意見を聞いてということだが、これまでは夜の街関連のクラスターが目立っていたが、職場内クラスターが起きていた。
新たなクラスターが判明する中で、これ以上の感染拡大を防ぐための注意が必要。
関係者によりますと、東京都内で新たに55人が、新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。
政府の緊急事態宣言の解除後、最も多い人数で、都内の感染者が50人を超えるのは、5月5日以来です。
55人のうち12人は、新宿区が行っているホストクラブなどの集団検査によって判明したということです。
また、23日、同じ職場で働く会社員7人の感染が公表された都内にある人材派遣会社でも、24日に新たに8人の感染が確認されました。この会社の感染者は、これで15人となり、保健所は、職場でクラスターが起きたとみて、調査しています。
一方、東京都は、多摩地域にある特別支援学校に勤務する50代の男性教員の感染が確認されたとして、この教員が担当するなどしていた1学年について、24日から来月3日まで、臨時休校にしました。都立学校が再開されてから、新型コロナで再び休校となるのは初めてだということです。
新型コロナウイルスの国内感染者は24日、午後9時時点で新たに96人が確認され、累計で1万8192人になった。東京都と北海道で計3人が亡くなったほか、空港検疫で初めての死者が1人出て、死者は計969人になった。
東京都で新たに確認された感染者は55人。50人以上は5月5日の57人以来、50日ぶり。国の緊急事態宣言が全面的に解除された5月25日以降最多となった。
新宿区が接待を伴う飲食店などで行っている集団検査で判明した12人のほか、23日までに7人の感染者が出ていた人材派遣会社で新たに判明した9人が含まれる。都が把握する同社の14人は全員20代で、男性が8人、女性が6人。都は現時点で感染場所を特定できていないが、小池百合子都知事は「職場内というよりはその後で会合を持った時の陽性者の可能性が高い」と明かした。都は同じ職場に勤める人たちのクラスター(感染者集団)が生じたとみている。都内での1日あたりの感染者数は、7日連続で20人超となった。
北海道では10人の感染が判明。うち9人は小樽市で確認された。市によると、日中にカラオケが楽しめる市中心部のスナックの利用客7人とその家族1人、経営者という。市はクラスターとみて濃厚接触者などを調べている。
埼玉県の9人のうち1人は、さいたま市立中学校の女子生徒。市は同校を25、26日に臨時休校とする。今のところ校内に濃厚接触者はいないという。市保健所によると、生徒に発熱などの症状はないが、同居する40代の自営業の父親が23日に感染が判明したためPCR検査を受けた。残る家族5人は陰性だった。生徒は23日まで登校していたという。
19日ぶりに感染が確認された群馬県の1人は、高崎市によると市外の私立高校に通う10代の男性で、濃厚接触者は同居の家族3人としている。微熱などの症状が出た17日から学校を休んでいたが、保健所は学校に依頼し、全生徒の健康状態の確認を進める。
岡山県でも1人、44日ぶりに感染が確認された。
北九州市で新たに確認された1人は、159件のPCR検査で判明した。
空港検疫で初めて死亡が確認されたのは、70代の日本人男性。ブラジルから6日に羽田空港に着き、高齢で糖尿病があるため入院したところ、9日に重症化したという。
大阪府内にある診療所の医師2人が新型コロナウイルスに感染し亡くなっていたことが24日、府医師会への取材で分かった。茂松茂人会長によると、2人はコロナ患者を担当してはいなかったが、診察した患者の中に、後に感染が判明した人がいたとの情報が地区医師会から寄せられた。茂松氏は「一般の患者を診ていて罹患した可能性がある」との見方を示した。
死亡した2人は高齢だったという。他にも医師2人が感染したが、回復したことも明かした。
茂松氏は「規模の大きくない診療所は病院と違って十分な感染防護体制がないところもある」と指摘した。