火の用心、してる?
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消防記念日を含む1週間は「春の全国火災予防運動」の期間でもあることから、ポスターなどを見れば「知ってる!」という方も多いかもしれませんね。
ですが、消防記念日の由来についてまではまだ周知されていないのが現状のようです。
そこで今回は、消防記念日の由来と消防記念日当日に行われる催しの内容に加えて、主な消防・防火関連の記念日を一覧にまとめました。
消防記念日の由来
消防記念日の由来は、昭和23年(1948年)3月7日に消防組織法が施行されたことによります。
消防組織法の誕生日と覚えておいても良いでしょう。
消防組織法とは、消防の責任が市区町村といった自治体ごとにあることや、消防に携わる規律などが規定された法律です。
消防記念日は、消防組織法の施行から2年後の昭和25年(1950年)に、人々に消防や防火についての理解を深めてもらうことを目的として、国家消防庁(現在の総務省消防庁)によって制定されました。
経緯が分かればとても理解しやすい由来ですね。
消防記念日の催し
消防記念日の由来を知っていただいたところで、次は消防記念日にどんな催しが行われているかをご紹介します。
消防記念日に消防庁や各自治体によって主に開催されるのは、消防活動によって殉職された方への黙祷や、消防・防火活動に貢献した人への、特別功労賞や消防行政特別努力賞の授与です。
また自治体によってはその他に、一斉放水など消火活動の実演や消防車への搭乗体験、消防音楽隊による演奏などのイベントが行われることもあります。
このような消防活動に親しむことは、木造の家屋や文化財の多い日本において大切なことと言えるでしょう。
その他の主な防火(消防)・防災関連記念日一覧
ここで紹介している記念日は毎年同じ日になります。
1月17日 防災とボランティアの日
平成7年(1995年)1月17日に起きた阪神・淡路大震災を踏まえ、災害時のボランティア活動や自主防災への認識を深め、災害への備えを充実・強化することを目的として制定されました。
防災とボランティア週間は1月15日~21日です。
1月26日 文化財防火デー
昭和24年(1949年)1月26日に発生した、世界最古の木造建造物・法隆寺金堂の火災を契機に制定されました。
3月1日~7日 全国火災予防運動(春季)・建築物防災週間(下期)・車両火災予防運動 ・全国山火事予防運動
11月9日~11月15日 全国火災予防運動(秋季)
全国火災予防運動は、防火への意識や行動力を高めることにより、火災の発生や発生した場合の被害を軽減することを目的としています。
建築物防災週間(下期)・車両火災予防運動・全国山火事予防運動は、全国火災予防運動と連動して実施されます。
8月30日~9月5日 建築物防災週間(上期)
火災や地震などによる建築物への被害を防止するために、防災知識の普及と防災関係法令・制度の周知徹底を図ることを目的としています。
9月1日 防災の日
大正12年(1923年)9月1日は関東大震災が発生した日です。
地震などの自然災害に対する心構えを育成することを目的として、昭和35年(1960年)に創設されました。
防災週間は8月30日から9月5日です。
11月9日 119番の日
11月9日が語呂合わせで119番になることから、自治体消防発足40周年である1987年に制定されました。
まとめ
・消防記念日の由来は、昭和23年3月7日に消防組織法が施行されたことによる
・消防記念日には、消防活動で殉職された方への黙祷や、特別功労賞や消防行政特別努力賞の授与が行われる
・消防記念日の他にも、防災とボランティアの日、文化財防火デー、 建築物防災週間、防災の日など、消防・防災にかかわる記念日がある