来るか分からない未来を待つのが苦しくなった2年前
年甲斐もなく、それとも年を重ねたからなのか、
泣いてばかりだった毎日、そんな毎日に少し休養を与えるために
不妊治療を中断した・・
がんばって頑張って
節約家な私が大きな費用と時間を費やし続けて
子供を授かることが難しい年齢にたどり着いたとき
治療が実を結ぶこともなく、なにもない自分が残るだけ・・
そんな日がきたときのために、そのときに自分が崩れないために
まずはキャリアをきちんと確立させよう
そう考えて不妊治療を中断した・・
そして今、そのどちらも失くした
ずっとうらやましかった・・
遺伝子を継いだ赤ちゃんを抱く夫婦が
ずっとうらやましかった・・
いつか・・、かもしれない・・、ではなくて、絶対になくなってしまったんだ・・
そう思うとまた涙の日々が始まった
今、新しい細胞が開発されているから
子宮や卵巣を再生させることもできるかもしれない、希望をもって
そんなあまりにも軽く無神経な言葉を押し付けていく方を
もう二度と会いたくないと憎んだりもした
でも今、そんな私に、そんな私だからこそ、
何ができるか考えることができるようになった
再発の可能性がゼロではないから
無責任に深く関わることは避けざるを得ない・・
それでも何か、今ある命のために何ができるのか考えようと思えるようになった
ないもののことではなくて、いまあるものに目を向けることができるようになった
時間かかったな・・
でもまずは就職決めないとね
