あ〜やっぱりね、、、

そんな予感は何となくしていた。

「佐藤」の頃から応援していた貴景勝


因みに相撲観戦に行くたびに買い集め現在10枚以上集めた関取達の応援タオル。

初めて応援タオルを購入したのは貴景勝だった。


今場所は13日目に観戦に行き、帰りの車の中で一緒に行った相撲友達の旦那さんからのLINEで貴景勝の引退を知った。

車の中は一気にシーンとしてしまった笑


去年の秋場所では優勝したものの、、その後は辛うじてカド番をかわしながらとうとう大関陥落。

今場所も10勝を挙げれば大関に返り咲けるけど初日から痛々しい相撲を取りとうとう休場した。


大関になった時に「突き押し相撲は横綱になれないと言うけれど自分が突き押し相撲でもできることを証明したい」と語っていた貴景勝。

以前は四つ相撲への迷いは若干見てとれたけど気がつけば突き押しのみで突き進んでいた。


大関陥落してもしぶとく相撲を取り続ける力士達が多い中まだ28歳の貴景勝の引退は潔くかっこいい。

だけど、、もっと貴景勝の相撲を見ていたかったな。


同じ突き押しの大栄翔や阿炎に負けても貴景勝は貴景勝でいて欲しかった。


貴景勝の姿がどうしても旦那の生き様と重なってしまう。


視覚障害者には無理だと言われている現場職人。

プライドを削られながら、騙し騙し折り合いをつける毎日。

もっとラクに普通の視覚障害者達のように福祉制度利用して楽しみを見つけて生きていけばいいのに。


どんなにプライドを傷つけられていてもプライドを捨てない。職人であることを捨てたくないために

あの手この手で起きあがろうとしている。


痛くても痛いと言わなかった貴景勝。

豪栄道もそうだったな。

だから、途中休場したり情けない相撲を取ると批判されていた。「痛い」と言えばわかってもらえるのに。

旦那も「見えない」って言えば優しくしてもらえるのに。ラクな道に行くことができるのに。


きっと、、もう無理だって思うまでもがくのだろう。旦那の進退を決めるのは私や家族でも障害でもなく旦那自身なのだろう。

その日がいつ来るのか、、60過ぎまで来ないのか今はわからないけど私たち家族にできることは見守るだけ。

相撲と同じ、引いてはいけない。

粘らなきゃいけない。時に変化しても勝たなきゃいけない。先のことを考えるより「一日一番」だ。


妻、、応援し続けるの大変だな笑


貴景勝関、そんなに長い土俵人生ではなかったけどお疲れ様でした。

断髪式は応援タオルを持って絶対に行こうと心に決めた。