先日、末っ子の合唱コンがありました。
末っ子は目立つことが何より嫌いで小さい頃から秘密主義w
友達はいるけど深く付き合わないし自分から誘うということもせず1人なら1人でいいやーってタイプの草食系の中学生。
ピアノを2歳からやっていることも学校では知っている人はいない。
その末っ子が昨年の秋に合唱コンの伴奏者に手を挙げたのは担任の先生も同級生も私たち家族もマジでビックリ‼️
父親が視覚障害になってアタフタしてる両親を見て何を思ったのか、、
苦悩しながらも健常者として働く選択をした父親を見て何を思ったのか、、
当たり前の日常が崩れて家族崩壊になりそうな我が家を見て何を思ったのか、、
伴奏者に手を挙げた理由は
「自分も変わらなきゃって思ったから」
短い一言だけど深い、、
練習を重ねて、ピアノのレッスン日を増やして、、
勉強をそっちのけにして笑
本番に備えた。途中1週間前にインフルエンザになり真っ青になったが2日前に復活。
友達と遅くまで残って練習した日々。
駅のストリートピアノでも友達と練習したって聞いて「まさか、ウチの子が?」ってくらい驚いた笑
たかだか合唱コン、されど合唱コンだ。
末っ子の学校の合唱コンは本格的で中等部のみでの開催。専門の先生が外部から来て評価して順位がつけられる。その評価も公表される。場所も都内の音楽ホールで開催される。生徒も先生も気合いが入る。過去の末っ子はそんな行事が「面倒〜」ってやる気ゼロだった。そして中3最後の合唱コンである。
舞台に上がった末っ子は、毎年出てるピアノ教室の発表会より緊張した顔。ってかマスク外してないし笑 マスクしたままなのを気づきもせずピアノを弾いた笑
結果、、ミスもなく上々な出来〜
18チーム中3位を獲得した。伴奏賞は残念ながら頂けなかったが、達成感でいっぱいの顔を見ただけで金賞ものだと思った。
その後、担任に言われ一言述べた末っ子。
「伴奏をやるって言ったもののずっと自信がなかったけど、みんなが支えてくれたからここまでこれた。ホントにありがとう」と目を潤ませたらしい。
解散後、友達がお好み焼き屋で末っ子のお疲れ様会を開いてくれて、友達や仲間ってものに無関心だった末っ子が帰宅後まず最初に言った言葉。
「父さん、母さん今日は来てくれてありがとう。
友達とか仲間ってすごくいいね。練習中、僕がミスしてもみんな励ましてくれてさ僕もそういう優しい人になりたいって思った。ピアノをずっと習わせてくれてありがとう」
いつもクールな末っ子が熱く語り話が止まらない笑
多分、旦那が視覚障害にならなかったらぼーっと中学生活を送り、そのまま高等部に進学してぼーっとしたまま大学に入って、何となく就職したであろう末っ子。
それもアリだけど、、末っ子の中学生活に一瞬でも輝けた原因になれたことが旦那も嬉しいと。
人生、失うものばかりじゃない。
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これを流しながら練習した日々
付きっきりでピアノ練習した小さい頃のようで
母も楽しかったよ♪