夢を追ってたわけじゃないし
もう若くないから未来が輝いてたわけでもない
それでも、漠然と描いていた将来や
こうなったら良いなぁって思ってたこと
それらが根本的に変わってしまう
諦めなきゃいけないこともある
でもそれを惜しんだら
負けを認めたことになってしまう
頑張ってきたことを虚しく思って欲しくない
旦那は見えなくなったことで、逆に人の目を気にしなくなって新たな自分を発見できてるらしい
まぁ、人の目なんて物理的に見えないのだから当然なのかもだけど
これが本当の第二の人生と
楽しんでる節もある
この人、こんなに強い人だっけ?と
私も旦那に新たな発見をしてる。
「自分は新たな風景が見えないし、新しい人と出会っても顔が見えないから
自分が今見てるものは全部記憶なんだよ。
だから、昔のことを最近よく思い出すんだよ」
そんな話しを聞くと胸が苦しくなる
因みに私の姿も若い頃のまだキレイだった頃で想像するらしい
最近の姿は記憶してないんかい⁉︎
と相変わらずツッコミどころ満載の発言だけど
それはそれでラッキーなのかもしれない。
ってことは、もうこの先浮気の心配はないわけで
視覚障害が始まったころに
「俺がが何を言ったとしても、俺以上に悲しくなったり重く受け止めたりしないで」って言われたから
旦那がずっと前を向いていられるように私は旦那の話しを聞いても受け流すスキルを身につけなきゃいけないらしい
今日も「ワンコの散歩にも1人で行けなくなっちゃったんだなぁ」
って呟いた旦那
前も同じようなこと言われたけど
その時より私の胸の苦しさは減った
慣れたくないけどこれが旦那が見えないことに慣れてきたってこと
「毎日、私と仲良く散歩できて良いじゃない」
「その言い方、なんか軽くて嫌だな〜
あまり軽く言わないでくれる?」
おいおい、自分の言ったことで悲しんだり重く受け止められたくなかったんじゃないの
ウチの旦那視覚障害になってから
気難しさ、細かさ全開になってます