今日の松江は雲ひとつない快晴で、日中の気温も21度という絶好の観光日和だった。
その気持ちの良い陽気に、ホテルの無料自転車で廻ろうとしていたのを、運動不足でもあるので歩きに変えた。
ホテルは素泊まりの予約だったが、 チェックイン時に980円での朝食バイキングを確認されたので、申込み支払う。
駅ナカのスターバックスのコーヒーとサンドイッチでも良かったのだが、旅行中は野菜が取れないので
バイキングにした。
その朝食を7時から取り、NHK BSの7:30からの朝ドラを見た後で、歩きでの松江市内観光に出かけた。
松江市は島根県の県庁所在地だが、歩いていて感じるのは、のどかさと、宍道湖、松江城を囲むお堀の
水が豊かな町という印象で、そのお堀を観光客を乗せた小型の船が行く様子は、風情あふれる景色だ。





松江の歴史的な見所は松江城の周りにあるので、観て廻るのは簡単だ。
ぶらり歩きと言いながら計画した順番通り廻る。最初は旧日本銀行の建物を改装した観光施設のカラコロ工房、
次に松江歴史館に入り枯山水の庭を眺め、武家屋敷の通りと見て廻るが、8:00の始動なので人が少なくゆっくり観れる。
お堀端の通りから少し高台に上った所に、松江藩第7代藩主松平治郷が茶人として好んで使われたという
茅葺きの入母屋造りの茶室(明々庵)があり、高台に建つそこの庭から松江城が正面に望める。
松江藩中興の祖だったらしい松平治郷は茶人であり、不昧公という号で昨日呑んだ酒にその名が付いていた。







そして松江と聞いて頭に浮かぶのが、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)だが、そうは言っても教科書で読んだ以上の事は知らない。
その小泉八雲旧館に入り、三方にある庭を眺める。入って直ぐの座敷から見れる南向きの庭は枯山水で、
書斎の裏北向きの庭には小さな池があり、蛙が大きな声で鳴いていた。
旧館はすっきりした昔ながらの日本家屋だが、小泉八雲が住んでいた当時の地方都市松江はどんなだったのだろうと想う。







お堀の橋を渡って松江城に入る。ここには20代前半の時に来ているので45年前くらいだが、当時の事を色々思い出した。
天守閣の所には外人観光客も多く、観光協会の人が扮しているのか鎧兜姿の戦国武将と記念撮影をしていた。
ここまで観て廻って昼時となり、これも予定通りお堀端の通りに面した(中国山地工房ふなつ)という店に入る。
有名店らしくお客で賑わっており、千鳥割子そばという、海老と錦糸卵、月見、とろろの3種の具が乗った蕎麦を食べる。
つなぎを入れないそば粉100%の出雲蕎麦で、3種の割子そばにあんこの小鉢と焼き豆腐が付いて980円。
やはり東京と比べ地方都市はコストパフォーマンスが良い。





満足の昼食の後は、松江藩主・松平家の菩提寺・月照時へ行く。
松江藩初代藩主松平直政は徳川家康の孫にあたり、その歴史話は家系図の様に長くなるのでカット。
一万坪の月照寺には9代にわたる藩主の廟所がそれぞれ建っており、6代目の廟所には寿蔵碑という
小泉八雲の随筆に出てくる大亀の像があり、頭をなでると長生きできるという言い伝えがあるらしいが、
特に長生きの願望もないので撫でなかった。「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」だ。







そして夕食は旅行に来る前から調べていた(赤べこ)という寿司屋へ。
店名も店構えも寿司屋らしくなく居酒屋風だったが、入ってみるとカウンターが7席、テーブル席二つの
こじんまりした店だった。
飲み物は3種の地酒飲み比べセット、それに岩ガキと特上ニギリを頼む。
岩牡蠣を食べた後のニギリは、お好みで頼んだように1個づつ出てきたので写真はなし。
(スミマセン、ブログに上げるのでいっぺんに出してくれますか)とは言えなかった。
その特上ニギリは(イカ、鯛、鯵、鮪トロ、海老、ウニ、イクラ、穴子)という順番で出てきた。
それにツブ貝とネギトロをお好みで頼み、シジミ汁が付いて3800円というコストパフォーマンスの良さだ。
値段安、ネタ良しの松江旅行へ行く人へお勧めの店だ。





明日は今回の旅行のメインイベントの足立美術館と、出雲ぜんざいを楽しみにしている。