
2月上旬の急落から少しずつ株価も戻りかけ、彼岸底から配当権利確定日、新年度入りでの上昇を期待していた。
20(日)には1月に買った東証マザーズ上場のインフォテリアが、東証一部への変更とその記念増配が材料で94円高となり、
急落相場でも評価益が出ており、この日の8%高で目標株価に近づいたので、買値の17%高で売り設定をした。
そんな矢先にトランプ政権の追加関税発表を受け昨日のNYダウは724ドル安、リスクオフの円買いで104円台の円高となり、
日経平均は974円安で終わり、一時は1000円安まで下げた。
今日もNYダウは424ドル安と下げ、週間の1413ドル安というのは2008年のリーマンショック以来らしい。
株価急落も相場の常なのでそれに一喜一憂しても仕方ないが、今回の追加関税についてはアメリカ国内でも反対意見が強いし、
鉄鋼・アルミに関してはトランプの支持基盤ラストベルトの選挙民向けだろうと勘ぐってしまう。
そんな見え見えの政策をアピールしても鉄鋼産業の地ピッツバーグ州の下院選挙で共和党は負けた。
始末が悪いのはトランプが打ち出す政策は、11月の中間選挙に向けてポピュリズムの強いものが続くだろうという事で、
民主党が勝つとロシア疑惑による下院のトランプ弾劾発議の現実味が出てくるので躍起になるだろう。
ロシアに関しては今週プーチンに大統領選祝福の電話をしたらしく、側近はイギリスでのスパイ殺害未遂事件もあったので
電話する事に反対し、祝福は言わないように助言したらしいが、やはりコントロール不能だった。
昨日の日経夕刊に小さく「トランプ氏弁護士辞任/ロシア疑惑を担当」の見出しで、弁護団トップのジョン・ダウド氏の辞任が報じられ、
トランプが氏の助言をたびたび無視したと載っていた。側近というのは彼だったのだろう。
トランプは不動産業という狭い世界でのお山の大将だったので、大きな組織を動かす能力も、他人の意見を聴く謙虚さも無いのだろう。
政権発足時の側近が次々と辞め、先週はティラーソン国務長官、今週はマクマスター安全保障担当補佐官を解任し、
それをツイッターで知らせるという非常識振りで、先月読んだ「炎と怒り」で書かれている人間性そのものだ。
先週末報じられていたマケイブFBI副長官の免職は、18日まで勤めていれば年金が満額貰えたのにその2日前に辞めさせ、
それを前にツイッターで匂わせているという意地の悪さで、ティラーソンが辞任スピーチで言った
(ワシントンは意地の悪いところだ)をトランプに置き換えると納得だ。
二人の後任のポンペオCIA長官、ボルトン元国連大使はタカ派として知られ、ボルトンにいたっては国務省などのポストは
議会承認は得られないので見送ったという曰く付きの人物だが、大統領補佐官は議会承認が要らない。
イランとの核合意破棄や北朝鮮への先制攻撃論も言ってるので、ますます地政学リスクが高まり株価大幅下落要因が増える。
相次ぐ高官解任で次に言われているのが、政権の要であるケリー大統領首席補佐官で、対中強硬派で知られるピーター・ナヴァロに
替える話があるらしく、それもあり得るかと思うのも、娘婿クリシュナーを政権中枢から遠ざけたのは
ケリー大統領首席補佐官だと言われているからだ。トランプの思考傾向からすると心の奥底に恨みを抱き続けている事だろう。
次から次へと自分と意見の違う人間を解任し、正に(裸のバカ王様)だ。
平日は22時からの政治・経済番組はNHK BSの(国際報道2018)とBSジャパンの(日経プラス10)を録画して見ているが、
どちらもワイドショーの切り口とは違う良質の情報番組だ。
このブログでは何事も否定的に書かない事と、政治話は書かない事をモットーにしているが、
どうもトランプの事になると妙な正義感と怒りにかられ、ついついストレス発散的に書いてしまう。
それも仕方ないだろう、日常生活の中で最も時間と頭を使っている株式運用に強く関わる話しだから。
何とか早くロシア疑惑が立証され、弾劾裁判で大統領職を辞めさせてほしいものだ。
それが世界の平和安全とアメリカ国民の為でもあるだろう。