ちょっと精神的にしんどくなった時に

タイトルに魅かれて手にした一冊です。

 

 

 

 

女子が表紙を飾っているので

おっさんの私は違うかな?

とも思いましたが

ところどころに描かれている絵が

とても心に来るものがあったので

そのまま手にして読んでしまいました。

 

 

著者は公認心理士。

 

YouTubeも運営しています。

ゴリゴリマッチョな人ですね。

文章の繊細さとは全く見た目が違いますが

外見と内は全く関係ないですね。

 

 

 

 

本の要約channelにも紹介されていました。

 

 

 

 

 

自分が自分を助けている

 

その謎を解明しながら

話は進んでいきます。

 

 

心理師と言うだけあって

心がどういったモノに引っかかかりやすく

それが自分自身の生き辛さを作っているのか

その原因の一端を

紐解きながら

生き辛さを解消していく。

 

 

その初期の手法の紹介となっていました。

 

 

この本の中に出ていることは

私も若い頃にやりました。

 

 

この手の本は

沢山たくさん読んできました。

 

 

心理カウンセラーを頼った事もありました。

 

今ではいい思い出です。

 

 

心理で一番しんどいのは

自分自身を見つめることです。

 

自分に落ち度はない

 

と思っていても

過去のある場面が

ヘドロのように

心の底にびっしりと残っていて

なにかに刺激があれば

そのヘドロが急に上昇してきて

心を重い気持ちにさせていきます。

 

 

本当に過去にあったモノが

手かせ足かせになっている。

 

 

そんな事を実感していました。

 

 

だいぶ落としてきたともいますが

それでも落としきれない事もあるんですよね。

 

 

私は思いだせてくれた一冊となりましたが

この本の内容だけでも

必要な人がいますから

気になる人は手に取ってみてください。

 

 

 

私が引かれた箇所です。

 

 

・あなたのナイトくんが顔を出す瞬間が、じつは日常で何度もあります。気づいていいないだけで、一日の中で何度もナイトくんが顔を出しています。それは、あたなの心や身体が不快な感情・感覚を覚えている時です。その身心が不快で「ざわついている場所」に、ナイトくんがいると思ってください。その不快な感情・感覚にも2種類あります(p134)

 

 

 

・問題はゆっくり、少しずつ解決していけばいい。それまでは、問題をもっていてもいいのです。

「問題をもっている私は、心がちゃんと機能している、働いてくれている証拠だ」

そんな風に考えてみてください(p155)

 

 

・いま抱えている問題も元をたどっていくと、誰が悪いではなく、永遠と繰り返されてしまった、悲しい家系のストーリーが背景にあるのです。結局、誰も悪くないし、その連鎖の中で、誰もが傷ついていたのです。それでも各自が、必死て生きるしかなかった。ただそれだけなのです(p195)

 

 

・私は、もうひとりの「わたし」にずっと守られてきた。そのもう一人の「わたし」は、不器用なりに、ずっと自分に無償の愛を注いでくれていた。そんなのできないと思っていた。だけど、自分はちゃんと、自分に愛されていた。ひとりじゃなかったんだ(p202)

 

 

・苦しかったからこそ、こんなに凄い場所に来ることが出来た。ここに辿りくけたのだから、いままでの苦しみにも大きな意味があった(p203)

 

 

 

 

いまの現代の日本

 

以前よりは

どこか生きにくさが減ったようにも思えます。

が、まだまだ負の連鎖から抜け出せていない人も多く

そんな人には

このような本が必要ではないでしょうか。

 

 

 

以前の私なら必要だったのですが

このステージは

私は卒業と思います。

 

 

絵もあり

行間も空いており

疲れた人でも、読書をしない人でも

読みやすいのではないでしょうか?