まだまだ寒い時期です。

 

 

やっと風邪薬の売れ行きが落ち着いてきて

平和な日々をすごしている場末の薬剤師ですチュー

 

 

こんな落ち着いた日々が続いてしまうと

ちょと忙しくなると

もうイライラしてしまって

自分で自分が疲れてくるので

嫌にもなります。

 

 

 

もう何年経ってもなれませんねショボーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中で従業員のおばさんが買いに来ました。

 

風邪薬ではなく

咳止めを所望だそうです。

 

 

「家族が咳が出て、痰も絡むからどれが良い?」

 

 

っていうお題でした爆  笑

 

 

 

 

 

市販薬だと

咳止めの薬として

大きく分けると二つあります。

 

 

① 脳の中(延髄)にある咳中枢という箇所を止めるタイプ

 

 

もう一つは

 

②気管支が狭くなって出てくる咳に対して、

 気管支を広げるタイプの咳止め

 

俗にいう

気管支拡張薬

というやつです。

 

 

喘息の人が

よく服用している

咳止めですね。

 

 

 

この気管支収縮も

喘息を持っていない人も

たまになる時がある様で

自律神経の切り替えのタイミングで

喉が閉まる時があり

そんな時に服用すると良いと思います。

 

 

 

この二つがあります。

 

(市販薬だと、他に漢方薬もありますがここでは省きます。)

 

 

 

 

このクスリ達は

自分の症状がどんな感じで

シンドイかで変わってきます。

 

 

 

私は問診して変えています。

 

 

 

一般的な咳止めは

咳中枢を抑えるタイプ

が多いです。

 

 

ほぼ圧倒的ですね。

 

 

 

この家族の人が服用したいらしく

ただ、運転をする仕事の様で

「眠気が出ない」

 

そんな薬が良いプンプン

 

 

 

という絶対条件が出ましたチュー

 

 

良いですね爆  笑

 

この制限!

その自分の好みを言ってくれる人なら

私も燃えます炎炎炎炎炎

 

 

 

この咳中枢を抑えるタイプには

麻薬性というヤバそうなものと

非麻薬性というなんじゃこりゃ?っというモノの二つがあります。

 

 

そしてどちらも中枢抑制系です。

 

 

この中枢抑制というのは

身体の中に向かって効果を出す!

 

 

という認識で良いと思います。

 

 

この反対は

末梢性

 

 

身体の先端や表面に作用し

中枢には行かない

 

ということです。

 

 

そして強さの方は

中枢性の方が

概ね作用が強くなっている場合が多いです。

 

 

 

ここでも

作用が強くなるのは

困った症状を抑えられるから

そっちの方が良い!

っていう人はいると思いますが

 

 

その場合も注意が必要なのが

副作用も出やすい

ということを天秤にかけないといけません。

 

 

 

ここ市販薬でも医療用医薬品でもある

有名な成分としては

コデイン、ジヒドロコデイン

というモノがあります。

 

 

今は医療用医薬品では処方されている人をあまり見かけませんが

市販薬はまだまだあります。

 

 

これは強いのですが

副作用も出やすく

その代表的な副作用が

 

頭痛、めまい、眠気、便秘、呼吸抑制、悪心、嘔吐

 

 

が有名です。

 

 

副作用もあくまでも出やすいだけで

出ない人もいるので

ビビらないでください。

 

 

 

この副作用の中でも

呼吸抑制もあるのは

咳中枢がある場所に関係しています。

 

 

呼吸中枢に近いせいもあります。

 

 

これらの副作用も抑制系の作用のために出てくる作用です。

 

 

この他にもたくさんあります。

 

 

 

 

そして長期で服用する場合は

もっと注意が必要で

麻薬性の本領発揮となり

依存

も控えています。

 

 

 

長引く咳は自己判断せずに

病院にかかる方が安全だと思います。

 

 

 

 

 

 

市販薬を買いに来る人は

薬を買って、飲んで

無茶している

人が多いですびっくり

 

 

 

薬を飲んでいるから

いつもと同じ感覚で

日常生活を過ごしても良い爆  笑

 

 

って思っているかもしれませんが

 

身体が弱っているから

咳が出ている!

って思えば

 

日頃の活動量よりは落とした方が良いとは思います。

 

 

 

 

 

ここで無茶をしてくれて

症状が長引けば

また薬が売れるので

店の経営的には良いのですが

 

私個人としては本望ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

抑制系の咳止めは

服用すると眠気がでる可能性があるので

飲んでて眠くなったら

そのまま寝ちゃいましょうふとん1

 

 

 

もちろん車を運転している人は

本当に注意してくださいね物申す

 

 

 

我々日本人は事故を起こすと

相手方の賠償も含めて

致命的になります。

 

 

 

最近は事故を起こしても

訴えられもしない外国人が増えている様なので

なるだけ事故をしないように注意しないとねプンプン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなのがありますね。

 

よく分からないと思うので

そこら辺にいる薬担当の店員に聞いてください。

 

 

その際は

「眠気が出ると困るので、どれが良いですか?」

という条件を提示しましょうニコニコ