東洋医学は陰陽論と五行学説の陰陽五行がベースになっています。
がその他に重要な3つの要素が
気血水
です。
以前に水と気を書いたので
今回は
血
をついでに書いていこうかと思います。
血は
脈中を巡行して濡養(栄養・滋潤)に働く赤色の液体で、人体の構成成分であり生命活動を維持する基本物質の一つ。
どうやって作られているか?
(血の生成)
水穀の精微と腎精から化成される。
(食べたものと、体に備わっている元気から作られる)
血の機能
全身を栄養し滋潤する。
血は心神を濡養して意識を清明にするから、視覚なんかの感覚や運動機能は血が濡養があるから正常に働くからです。
血液の運行
血液は気の推動作用によって運行し、気の固摂機能により脈外に漏れださず、推動と固摂が協調してはじめて正常に運行する。
血液を推動する原動力は心気の鼓動により、肺の治節によって心の拍動は律動的になり、両者が協調して血液を運行させ。肝の疏泄によって血液量が調整されている。
脈道が通じて寒熱が適切なことも、血液の運行も関係する。
これが「血」の基本的なことです。
このタイトルにもあるような
「正常な」
というのが大切なんです。
なんで大切なのか?
というと
正常な状態を知っておかないと
その逆の異常な状態が分かりません。
異常な状態が長く続けば
その異常な状態が
その人にとっての通常になります。
感覚がマヒしているんですよね。
これに気が付いたのは
私自身のアトピーが治った時です。
いつも肌が痒く
いつもどこかを掻いていました。
それが全く痒くなくなったんです。
それは肌をつつこうなんて思いませんし
クセで搔いていたんだな。
痒かったんだな。
と全く痒くなく
色も周りの皮膚と周りの人と変わりません。
見た目も通常になりました。
が、当時はそれが分からなかったんです。
たしかに
正常な肌は良いですね
本当に楽です
肌が丈夫ッて凄いことなんだ
と治って初めて
そういった事にも気が付けました。