49:原理原則を学ぶこと | 出張からだケア「楽体屋(らくだや)」

出張からだケア「楽体屋(らくだや)」

楽体屋(らくだや)は、【楽な体】 をつくるプロです。
あなたの 「楽に生きるための」 体づくり全般をサポートいたします。神奈川県平塚市。

感染症対策を書いている途中ですが、

ちょっと話題を変えてみます。

 

今日は 「なぜ解剖を学ぶのか」 というお話。

 

先日知り合いに、

5月にアメリカに解剖実習に行く (しかも今回は flesh cadaver!) 

という話をしたところ、

 

相手の第一声は、、 

「なにを解剖するんですか?」 

(この反応は あるある ですけどね、、

 逆にヒト以外のなにを解剖するんですか?と こっちが聞きたい。笑) 

 

で、 ひとさまの体に触れるのが仕事だし、 

機能改善できる施術をするために、 

体のことちゃんとわかってないといけない と私が言ったら、

 

 「足でふむのにっ?!」 って、それいくらなんでも失礼ですよね?

 

手で施術する人は解剖の勉強してても不思議はなくて、 

足で施術する人が勉強してると不思議なんですか? 

 

お言葉ですけど、 それは単純にどのツールを使うかの違いなだけで、

やってることはなんも変わらないんですよね。

馬鹿にしないでもらえますか?

 

というのが私の心の声。

 

私にとってはむしろ手よりも足の方が、 

使いやすいし大事なツールだって言ってやりたかったです。

 

■ 要するに、ミクロだけじゃダメ

 

腰痛について学ぶこと、

肩こりについて学ぶこと、

たくさんある障害や疾病について学ぶこと、、

 

もちろんそれも大事です。

 

でも、一つ一つの症状や現象、how to をいくらたくさん学んでも、

それだけでは機能改善はできないし、レベルの高い施術もできません。

というか、それはいくらやってもキリがない。

 

同じ腰痛でも人によって場合によって症状の出方は異なるし、

新しい病は次から次へと出現します。

 

だから、ミクロだけではダメなんです。

マクロである体のこと、その全体を学ばないと。

 

人体の機能や構造、原理原則である解剖(解剖生理)を学んでいれば、

それと少しの現象についての知識と理解があれば、

新しい現象についてもおおよその見当はつけられます。

 

例え新型コロナウイルスが未知であっても、

感染症に対する少しの知識と解剖の知識があれば、

その対処法がわかるように。。

 

■ 現象だけを見ている人は、情報に惑わされる

 

毎日テレビで垂れ流されているたくさんの情報には、

嘘もあれば誤りも誇張もあります。

真実がねじ曲げられた情報も多々あります。

 

あなたはそれらを見極められますか?

 

物事の本質、原理原則を学んでいれば、

なにが正しいのかを自分で見極められます。

なぜなら、そこにはしっかりとした根拠があるからです。

 

一つ一つの現象だけしか見ていない人には、

真実を見極めることができません。

 

「コロナでまた今日新しい感染者が出ました。」

 

この情報だけでは、ただ怖いと思うばかりです。

ウイルスには消毒がいいですと言われてせっせと生体を除菌・消毒し、

荒れた肌(=菌バランスの崩れた皮膚)から

また別の感染症にかかるのがオチです。笑っちゃいますよね。

 

 

原理原則を学ぶこと・2