ICU内で主治医から術中迅速病理診断の結果を聞いたあと、いよいよ面会です。

 

 

メモ術後はICUへ

 ・ICUとは

 ・身体拘束の必要性

 ・面会には制限あり

 

メモいよいよ面会

 ・30分の面会

 

メモ夫の証言

 ・ICUはきつかった

 

 

  術後はICUへ

 

ーICUとはー

 

 ● ICUは Insentive Care Unitの略

 ● 集中治療室のこと

 ● 生命の危機に瀕した重症患者や、大きな手術を受けたばかりの患者を24時間体制で管理と治療をする場所

 

 • 患者目線で言うとICU内の照明は24時間ついたままなので全然眠れない
 • でも常に看護師さんが周りにいてくれる点は安心
 • でも頻繁に声をかけてくれるので(生存確認?)やっぱり眠れない
 • おそらく病院内で一番看護師さんが親切で優しくて丁寧な場所
 
 

ー身体拘束の必要性ー

 

 • 術後パニック状態に陥り生命にかかわるチューブなどを抜いてしまったりベッドから転落する可能性があるため、ICU内では身体をベッドへ拘束することがある

 

夫の場合は見える範囲で両腕がベッドに拘束されていました。 

 

 

ー面会には制限ありー
 
 • 基本的に患者の親族のみ入室できる
 • 小学生以下の子供は入室できない場合がある
 • 家族であっても許可がなければ入ることはできない
 • 面会時間や面会人数には制限がある
 • 入室の際は携帯電話の電源を切る
 
 
 

  いよいよ面会

 

ー30分の面会ー

 

術中迅速病理診断の結果を聞いた後ICUで30分の面会。

カーテンだけで仕切られたたくさんの部屋の一つに夫がいました。

マネキンのように血色のない、真っ白な顔色をした夫。

 

私と義兄の姿を見た夫が最初に口にした言葉は

「来てくれたんだ、ありがとう」

でした。

これには感激しましたね。

(今思えば超ド近眼の夫が眼鏡を外した状態で私たちの姿を確認できたのが不思議ですが)
 
運動神経にも問題はなさそうだと言ってくれた主治医の先生に、
「先生ありがとうございます」
と口や鼻から管の入った苦しい状態でお礼を伝えていた夫。惚れ直しましたね。
 
頭には大きなガーゼが貼られ、顔には血が飛んだ跡、そしてまだ目の焦点も合っておらず、スパゲッティ症候群(心電図などの装置につながるたくさんのチューブや点滴につながれている状態)の夫の姿は、ほんの少し前まで手術室にいたことを生々しいほどに物語っていました。
 
とりあえず術中病理検査の結果は忘れて、
 
よく頑張ったね!おかえり!お疲れ様!
 
そして先生方、手術チームのみなさま、本当にありがとうございました!
 

ICUには2~3日滞在し、体調が整い次第一般病棟へ移動する、とのことでした。

 

 

 

  夫の証言

 

ーICUはきつかったー 

 

 • 入院中身体的に一番苦痛だったのがICU

 • 頭全体のいろいろな痛み(痛すぎてなにがなんだかわからない)

 • 24時間の照明と頻繁な声掛けによる睡眠不足

 • 時間の経過が全くわからない

 • 胃につながる管が吐き気を増長

 • まだ麻痺している右手にナースコールボタン、押せているのかどうかわからない

 • 術後せん妄?幻視が翌日まで続く

 • でも看護師さんたちは本当に優しくて親切で丁寧。心の底からお礼を伝えたい!

 

夫のようなド近眼な人も、ICU内でメガネをかけることは禁止されています(かける必要もないので)

親切に対応してくれた看護師さんたちの名前を知りたくても名札は見えず。
今思えば名前を聞いておけばよかったんでしょうけど、あの状態で名前を聞く余裕なんであるわけないですよね。


お礼は後日手紙を送って伝えよう、ということになりました。