モンゴルホライズン代表兼業遊牧民のちかぽんです。
尾木ママのブログをリプログです。
モンゴルは11月11日から全教育機関が校舎封鎖でテレ授業・オンライン授業に移行中です。
 
モンゴルのテレ授業・オンライン授業事情についてまとめます。
 

★国内地上波テレビ局が1局1学年のテレビ授業

去年、中国のコロナパンデミックが発覚した
1月下旬から休講、2月には、モンゴル国内テレビ局各局が12学年を振り分けて、
11時から18時までの間のどこかで、主要教科がテレビ授業として放送されました。
 
放送は再放送もあり、インターネットでも無料視聴ができるようになって、
モンゴル全国の公立学校の生徒全員が、中等教育の主要教育は受けられるシステムになりました。
 

★大学受験もオンライン

モンゴルは学年9月始まり、5-6月終わりで、
大学受験は共通試験と内申点で、成績によって
国公立の志望校が割り振られていくシステム。
 
私立大学は、独自試験か共通試験の成績をもって
入学願書を出して、受理されるかどうか、というシステム。
 
私が非常勤で日本語教師をしている私立中高一貫校の
オーダムモンゴル学校は、4月は、常勤の先生がビデオ授業をしていたけれど、
5月からZOOM授業ということで、私も復職して会話を担当したけれど、
出席率がひどくて、しかも、対面・教室でやる授業と勝手が違って、
生徒も先生も手探り状態でした。
 
 

★夏休み明け、オンライン授業も受けず、日本語きれいさっぱり忘れる子続出

9月には案の定、成績がもともと悪かった子は、1年かけて教えたはずの
ひらがなカタカナをきれいさっぱり忘れていて、やり直し。
 
子どもたちのプレッシャーもあっただろうけれど、
いくら教えても、覚えてくれない子どもたちに私のプレッシャーもひどかった・・・
 
去年は、「生徒に寄り添う先生」を装って、猫なで声で応援しようと思ってたのですが、
9月からは、ちょっと厳しめで。。。
で、気がついたこと。
 
先生が、どんなでも、デキる子、やる気のある子、日本語を習いたいって思っている子は、
ついてくるし、いい質問してくるし、ぐいぐい慕ってくるのです。
逆に、授業についていけなくなっている子たちは、その理由を親に対して、
「先生が教えてくれない」って他人のせいにしちゃう。
 

★ロックダウン2回目 モンゴル市中感染拡大 TEAMS導入

 
11月11日にロックダウン前日、学校で、マイクロソフトのTEAMS、Office365を使っての
オンライン授業体制をどのように作っていくかの職員会議と研修があり、
11月12日から、TEAMSを使ってのオンライン授業に移行。
そのまま、学期末テストもオンラインで行い、保護者会もオンライン、
今、補習授業も習熟度別でオンラインでやっています。
 

★オンライン授業のメリット・デメリット 試行錯誤で苦悩の沼なう

 
教師も生徒も、通学通勤がバスを使う場合の感染リスクがないし、
通勤時間が片道1時間半くらいかかっちゃう渋滞がないのは、気が楽です。
 
でも、対面授業と違って、反応の悪い生徒を拾い上げられないのが辛い・・・
 
感染リスクとはまた別の問題として、子どもたちと心が離れているような。
 
教えるって難しいです。
 
「わからない、をわからない」って素直に言える環境を作ってあげたい。
「わかるってどういうことか」を手ごたえと自信をもっていえるようになる盤石な理解をインストールしてあげたい。
 
質問してほしいなぁって子に限って、だんまり。
マイクもカメラもオフってしまって、出席取ったら、バックレている・・・
 
日本の真逆の問題で、親も子どもも先生も、ストレス溜めてる気がします。
 
とはいえ。
11月以降、市中感染で10か所のクラスターが確認され、
今現在も一日15,000人近くがPCR検査を受け、自宅待機や隔離観察になっています。
48時間の軍隊警察も動員しての区画封鎖をして、出張で住民のPCR検査が行われたり、
緊張と重苦しい不信感が街にあふれています。
 
日本のGIGA構想という、生徒一人に1端末で、IT技術導入しての
オンライン・アクティブなんちゃら、でいろんな授業手法を変えていこうって
動きがあるということ、こういうのも、学んでいきたい。
 
とにかく、コロナ禍で、不安なく、のびのび、
子どもたちが知りたいことを知る機会、
「わからない」ことを解消して「わかった!」のA-Haな快感で授業をすごしてほしい。
宿題をやることを重荷とか、詰まらない義務ではなく、
わくわくするチャレンジで、自分の「わかった」を確かめるチャンスってとらえてほしい。
 
ロシア、中国でも変異ウィルスの感染が拡大しつつあり、
ヨーロッパからの避難帰国チャーター便もあって、感染確認があるうえ、
市中感染も一日10-40人弱が日々、感染確認されている状況では、
引きこもり陰キャでオンライン授業を教えている方が気は楽だけれど、
子どもの反応が「元々積極的で、この子、日本語好きなんだぁ」って子だけが
グイグイ来ちゃう状況をどうハンドリングすればいいのか、悩んでいます。
 
自分の経験不足が切ない。
とはいえ、この状況って、同期型タイプで教えている先生たちは、
わりと皆さん、共通項で、「生徒全員に手ごたえを感じながら教えるのって難しい」って
感じていらっしゃるのではないかしら?
 
保護者の方にとっては、時間びっちり、「講義」で何かしらの
新知識をインストールしてくれれば、子どもは覚えるはず、
子どもが学ばないのは、先生の教え方が悪いから、
って思ってるみたいなんだけど、
 
私、授業って、教えるっていう「押し付け」のアウトプットだけじゃなくて、
「教わる・学ぶ」という「インプット」を「わかったよ・できたよ」ってフィードバックしてもらって、
そのフィードバックにOK!だったり、ちょっと違うよってNG出したり、
もうちょっとヒントを出して、考えてもらったりって、
子どもたちの「考える」頭とか「答えを出す」っていう勇気の応援をするほうが
重要だと思ってるのです。
 
宿題の添削は正直、完全無給残業だし、
頓珍漢な答えを赤ペン添削するときの虚しさ・・・
 
そもそも、質問の意味を理解していないから、
すっごい無駄な労力の回答してるっていう徒労感もあるし。
 
でも、先生って、「教える」って講義以上に
「赤ペン先生」の添削で何を伝えられるか、が重要だなって。
 
知識のアウトプットは誰だってできる。
それこそ、ユーチューブには、優れた教材動画がいくらでもある。
 
保護者から、ユーチューブで勉強できるから、
教えてくれない先生はいらない。
授業料も払いたくないって言われちゃったけど、
それ、違うよ。ユーチューブの動画は、教えてくれてるけれど、
子どもたちが、できるようになってるか、使えるようになってるか、
間違っているか、なんか教えてくれない。
 
鵜呑みにするだけじゃダメで、その知識の奥や一段上に
興味を伸ばしてあげられるかだったり、
わかるの、手前で足踏みしている子どもに寄り添って、
一緒にあがるための後押しや、階段の補助階段を出してあげて
一緒に学ぶのが先生の役割なんだよって。
 
うまく伝えられないのが切ないです。
 
私、教室授業だったら、どれだけ「わからない」の放棄型の子だって
拾い上げて、少しずつ興味を持ってもらえるようになり、
質問だってしたくなる環境を作ってあげられてた。
 
今は、顔が見えない生徒たちを相手に、きいてもらっているのかどうか
手ごたえがよくわかんないまま、えいやえいやでやるしかない。
 
オンライン授業のシステム移行は、
端末とか授業を出すっていうことも大事だけれど、
先生が単元教材をどう作るか、教室授業のようには使えない教具の代わりに、
どんな教具や手法があるのか、なとも含めて
一定のラインで教えられるような研修があるといいなあって思います。
 
子どもたちにとっても、オンライン授業で小さなスマホ端末を見ながら
課題をこなす毎日よりも、
休み時間に同級生とおしゃべりしたり、遊んだり、図書室行ったり、
先生に課題を見せて褒められたり、質問したり、
教室で騒いで先生に叱られたりっていう
授業以外のことで学ぶ社会性とかも大事だったりすると思う。
 
子どもたちに会いたい。
でも、感染リスクは怖い。
 

★2月1日 冬休み明け、どうなるオンライン授業? 教室授業も再開か?

 
2月1日からの新学期が教室授業になるのかどうか、
保護者アンケートをとったりしているみたいなんだけど、
私は実は、早起き辛いし、バス通勤も怖いし、時間拘束も増えるから、
オンライン授業がいいなぁっていう自分と
子どもたちに会って、補習も手伝えたらいいなって思ってる自分がせめぎ合っています。
 
 

★ご意見・ご感想・コメント大募集 分かち合ってください!一人じゃわからんことだらけ。

学校の先生たち、オンラインと教室対面のどっちの授業が、
子どもたちのためや、自分の仕事の達成感や処理能力、
感染リスクとの闘いで、いいって思っていらっしゃるんでしょうか?
 
いろんな国で教えていらっしゃる先生方、
日本の親御さんや先生方、
皆さんのご意見・ご感想・率直な心境をお伺いしたいです。
 
コメント欄などご活用ください。
お問合せフォームから「1月14日の記事の感想」って内容で
個人的なご意見をお送りいただくのも嬉しいです。
 
コロナ禍は、まだまだ続きそう。
希望を維持しながら、闘う勇気を分かち合いたいです。
 
 
 


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