元ネタは、今回も、IKON.MNの選挙結果です。 (モンゴル語)
元ネタサイトだと、選挙区をクリックすると、当選候補者や得票数などの情報も出ます。(モンゴル語)
モンゴル人民党 |
62 |
81.60% |
民主党 |
11 |
14.50% |
無所属(個人立候補) |
1 |
1.30% |
Ta bidnii 連合 |
1 |
1.30% |
Zuv xun elektrat 連合 |
1 |
1.30% |
無所属が少なすぎてわからん
新人連合が紫
今回の選挙は、定員76議席に対して
なんと606人が立候補するという乱戦でした。
Zuv xun elektrat連合は、日本や欧米の留学・就職組で、
社会人的にもかなり素晴らしいキャリアを積み上げてきた
30-40代の若手候補が出ていたので期待していたのですが・・・
いかんせん、立候補者多すぎました。
それに、演説集会などはコロナ禍の影響で頻繁には行えず、
元々の老舗政党の組織力に対して、
個人候補や新人候補では、立ち向かうには、
SNSだけでは・・・比較的インターネットも普及しているとはいえ、
SNSを積極的に活用している人は、年齢が高くなるにつれ少なくなります。
そして、連合与党のMAHAH(マナン=モンゴル人民党+民主党)が
強すぎた・・・
なんで強いのか?といえば、やはり投票率の問題かなと。
前回の記事で、投票権のある人の人口構成を年代別にちらっと紹介してました。
そのことも踏まえて・・・見てみますと、
まず、どの年代でも、投票率は高いなって感じました。
日本の総選挙って、どの年代でも投票率が50%を超えることってあんまりないような・・・
雨だったり雹だったりが降ったり、悪天候にも関わらず、
比較的年齢が高い層の投票率が高くて、77%・76%です。
この年齢層は比較的、保守的+民主化当初の改革派で民主党支持の人も多いです。
18歳から25歳の層でも57%の投票率。
とはいえ、この辺は、高校3年生から大学生と社会人経験が少ない層です。
両親や祖父母の影響を受けやすく、一緒に投票に行ってたりするから、
本人の意志というよりは、身近な大人の意見に左右されそう・・・
長引くコロナ禍で、経済が落ち込んでいる現状、
まったくの新人候補に任せていいのか?と躊躇する人も多かったのではないか?と。
50代後半以上の人は、投票に積極的ですが、
そもそもSNSもネットニュースも見ていません。
どぶ板選挙で、直接頻繁に会って、「人とナリ」をわかってないと
支持にはまわらないでしょう。
今のモンゴルは問題をいっぱい抱えすぎているため、
個人それぞれの想いや公約だけでは、パンチが効かなかったのか?
とはいえ、皆さん、善戦していました。
特に環境省官僚時代には、国際会議でも政策法案の策定で大活躍し、
その後は、新モンゴル学校の校長として、多くの親日派の優秀な子供たちを育んできたキレモノのP.ナランバヤル君は、定員2名のところで得票数3位の善戦をしていただけに残念でした。
支持する年齢層に、あまりにも多くの新人個人候補者が多く立ちすぎて、票が割れてしまいました。
いずれにせよ、ここ数年間、MAHAH(人民党+民主党)の連合政権は、
モンゴル語で「霧」を意味する「MAHAH」に引っ掛けられていて、
五里霧中で効果的な政策が取れないままだという批判も多かったし、
実際、大した成果は上げておらず、
COVID-19での防疫措置が効果的で、ハイリスク国と言われながら
市中感染ゼロを続けて、感染国からの避難帰国のチャーター便を出し、
徹底した隔離検疫・検査治療策で功を奏しているぐらい・・・
当確は出ているものの、投票締め切りは、22時だったと思うので、
まだ全部の集計結果は出ていない状況です・・・
なんか、色々、選挙活動の違反や投票集計の疑惑など、
ワサワサ騒ぎが起きそうな極端な結果に驚いています。
後程、当選候補76名の紹介もしますね。
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