世界中が分断されたように防疫鎖国に踏み切る中、国内外の旅行業、壊滅状態ですね。
弊社もモンゴルのエコツアー会社なので、この状況、いつまで続くんだろう、とため息が出ます。
せめてもの救いは5月後半以降のお客様からのキャンセルのご連絡がないこと。
でも、健康第一ですから、そこは、世界中で感染症が拡大し続け、不特定の誰かが感染源かも?という状況ならば、今の各国がとっている水際防疫対策は支持します。
1:現在の感染状況
2:モンゴル国の新たに発表された防疫措置・現状
3:今後の展望
という感じで記事を書きました。
1:現在のモンゴル国の感染状況
3月23日現在で、モンゴル国内でCOVID19感染が確定したのは、全部で10名。
3月7日に発症、陽性が確定して、モンゴル国全体を震撼させたフランス人鉱山会社勤務57歳の「アンフオトゴン(最初で最後、という意味のモンゴル語)に次いで、3月15日から17日まで、韓国・日本・ヨーロッパ(ベルリン発モスクワ経由)の感染国在住モンゴル人の希望者を本国に帰国させる特別便の乗客で、感染確認された人達なので、国内での二次感染は確認されていません。
避難用特別便の乗客乗員は、すべて、検疫機関が指定した、サナトリウムや病院施設に隔離されています。
その他、地方の病院や隔離施設での隔離観察期間中の人達は、全部で3322人。随時、全員PCR検査を行い、14日間の隔離観察、その後、症状が出ていない・陰性の人達も14日間の自宅待機ということで、トータル28日間の隔離観察期間を設けることになっています。
2:モンゴル国の3月20日から23日までに発表された新たな防疫措置および現状
モンゴル国は、3月30日から再開予定だった国際便の運航再開を4月30日まで延長する、と発表。
私は、去年、狂喜乱舞の末獲得した在モンゴル日本人会の忘年会での景品「モンゴルー日本直行便往復チケット」の使い道がどうなっちゃうのか、が心配です。
4月は桜の季節と流鏑馬のお稽古をがっつり満喫しながら、営業もかけて生き残りに勝負をかけようって思ってたんです。
景品は5月31日まで有効で、今回のような、国の方針で防疫封鎖で飛行機が飛ばなくなっちゃった、という事態ならば、多分、1回くらいは、変更させてくれるんじゃないかなぁって。
感染国からの引き上げチャーター便の乗客乗員は、モンゴルのチンギスハーン国際空港(ボヤントオハー空港)に到着したら、そのまま、国家非常事態特別委員会、非常事態庁、検疫機関が指定した検疫措置を受け、指定された隔離施設で14日間の検疫を受けます。
隔離観察中の食事・入院費用は各自負担。相部屋でわりと食事は質素らしい。持ってきた預け荷物は検疫期間中の14日間は触ることができず当局が殺菌消毒処置をして保管です。
14日間の隔離観察期間中に検査結果が陰性で症状が出ていない場合は、自宅待機14日間を経てフリーダムに。
計算すると、第一陣の約3000人が、4月中旬くらいに解放されるということになります。
3:今後の展望
週末に新たな感染者が確定しなかったことで、非常事態特別委員会も保健省、WHOも記者会見の表情も若干和らいできたような?
14日間ごとに隔離施設で隔離観察・検査治療をして、退院したら、次の便で・・・という目論見なのですが、二次感染への不安や多くが防疫鎖国に踏み切っている各国との交渉、希望者の搭乗優先順位の調整などがあるので、まだ次の便については、韓国便を飛ばす予定というくらいの話になっています。
でも、これから、二次感染を防ぐために、国内での防疫措置がより一層強化されることになりました。
これまで、10人以下の集会は認めるとなっていたのが、5人以下、、、さらに2人以上でも会うのは控えるようにと。
やむを得ない場合は、2m以上離れて会うこと、という。
家族間であっても、なるべくくっつきあわないように、という指示。くっつくのが大好きで、ゲルみたいなところでも10人以上いても、息苦しさを感じる、むしろ「落ち着くね」というファミリータイズでパーソナルスペースの近いモンゴル人にとって、これはなかなか難しいお話。
市内路線バスとか地方間バスとかどうするんだろ?と疑問は残りますが、通常よりも減便して運行するそうです。
大学の授業は、6月15日までで、新学年の年度初めは、8月15日から。
小中学校は、6月中旬まで授業で、土曜日も授業をする。夏休みの終わりもかなり前倒しということになります。
日本もオリンピックの延期も視野に入れる、という発表のあと、なんか、東京近辺、発症確定者増えてない?
これから、国内での生活に感染国からの帰国者が入ってくる日常が始まります。
そのため、水際で食い止められてるんだかどうなんだか・・・という疑念も湧いてくるのが人の常ってものです。
なので、予防策の徹底の呼びかけ以外に、感染地から帰国した人や、陽性反応が出た人およびその家族に対する差別や侮辱、危害を加えるような行為・心理的対応はくれぐれも控えるように、というリマインドアナウンスが加わっています。
草原のわが家では、子ヤギが3頭、子牛があらたに増えて2頭になりました。
日中は時折、プラスの気温になることもあり、ヒートテックでは暑すぎる、と感じることも。
明日か明後日くらいから大雪予報です。
寒さ暑さも彼岸まで、ではありますが、もうちょっと天気は荒れるみたい。
確実に春になってきています。
防疫封鎖じゃなかったら、楽しい馬遊びとかもできたのになー。
残念です。
在モンゴル大使館からも安全情報のメールが来ていたので、あとで転載します。
いつも領事部の皆さんにはお世話になってるなー。
モンゴルに関するご相談・お問合せはお気軽にご連絡ください!
※アメブロメッセージはお受けできません。
モンゴルホライズン フェイスブックページはこちら!
※会社紹介やツアープログラムのモデルプラン、草原の日常などを掲載しています。
いいね!(LIKE)で応援していただけると嬉しいです。