発症地の隣国で、2003年SARSの時はイギリスのBBCが内モンゴル自治区の感染死亡者をモンゴルと取り違えて誤報したことで、モンゴル国の観光業をはじめ、経済的に大打撃をうけました。
2002年に起業したばかりの弊社は、日本の某大手旅行代理店の団体パックツアーの仕事を受けていたのが全部キャンセルされてしまい、いきなりピンチにさらされました。
なので、早め、早めに日本の方向けに、モンゴル国の現地からの情報をシェアしていきます。
1月29日現在、モンゴルではコロナウイルス感染者が確認されていないが、地域としては感染症危険レベルが非常に高くなっているため、政府が警戒を強化している。その一環で、12種類の機関の活動が1月27日から3月2日まで停止された。これには義務教育学校、専門学校、高等専門学校、大学、幼稚園、図書館、映画館、劇場、スポーツ大会、コンクール、自動車教習所、インターネット・ゲームセンター、子どもの室内遊び場、保育所、幼稚園が対象となる。または、市長令により3月2日まで首都ウランバートルのクラブやレストランの営業時間を0時まで(従来午前4時だった)と変更された。
1月27日に1人、28日に2人がモンゴル行きの機内で発熱したため、感染の疑いがあるとみなされ、感染症研究センターに搬送された。飛行機は封印され消毒が行われた。また、アルハンガイ県とホブド県でそれぞれ1人が高熱で入院したが、コロナウイルスは確認されなかった。ヘンティー県でも13歳の女子が肺炎で27日に入院したが、翌日に死亡したケース。
死亡原因結果は72時間後に明らかになり、コロナウィルスではなかった。モンゴルには新型コロナウイルス感染確認の検出器はなかったが、28日に日本の国立感染症研究所から200個提供された。引き続き中国からの購入を検討している。
現在、中国・武漢市には32人のモンゴル人留学生が在留しているが、モンゴル政府が帰国希望者にチャーター便を用意し、中国政府に要請書を出している。また、中国の国境町の二連市に在留していたモンゴル人400人をバスや列車で審査と消毒の上で帰国させた。コロナウイルス予防対策を受け、住民の中で緊張感が高まり、使い捨てのマスクや消毒剤が一時売れ切れた。また、食品の大量備蓄の結果、一部のマーケットとスーパーで商品が切れ、物価高騰の原因になっている。
以上。
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モンゴルホライズン代表兼業遊牧民のちかぽんです。 「モンゴルで○○やりたい!」夢を叶えるお手伝いをするノマドコーチ・エコツアープロデューサーです。 モンゴル語―日本語ー英語の通訳・翻訳が得意です。 モンゴルホライズン会社概要はコチラ
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