草原のわが家ファミリーサポーター会員のご加入者様と旅行サービス早割のご利用者様へ
おかげさまで、3月まで越冬資金は確保できました。
個別に会員登録のお知らせと感謝、今後の特典利用についてのご案内のメールは差し上げましたが、読者の皆様、フェイスブックの友達・会社のフェイスブックページのフォロワーさんにも、ほんとに心から感謝しています。

 
モンゴルホライズン代表兼業遊牧民のちかぽんです。
 「モンゴルで○○やりたい!」夢を叶えるお手伝いをするノマドコーチ・エコツアープロデューサーです。
 
年会費という形のクラウドファンド、早割のおかげで、仕事がない間の家畜と牧民スタッフの人件費などで出て行く経費をカバーすることができました。
 
2018年は、闘病生活と共にお客様用乗用馬14頭が馬泥棒に盗まれるという被害にあい、資金繰りのために羊・山羊を手放すことになりました。
2019年は、脱病人で、私自身の人生も後悔しないように思いっきり生きてみよう、と張り切ったところ、想定外の車両の大規模修理や、太陽光熱の温水器の故障・井戸用のポンプ・モーターの故障、スタッフからの大規模な給料前借要求などに加え、モンゴル国の法改正により、突然、資本金額を10倍以上増資しなければ、会社が続けられないなど、びっくりするくらい高額がまとまって削り取られるように飛んで行ってしまい、資金繰りがどうにも立ち行かなくなってしまいました。

これからもっと牧場を安定経営にしようと、乗用馬を購入し、羊や山羊も、収入があれば、母子ペアで買い集めと、現金を家畜に変えてみたものの、家畜だけで自給自足を賄うこともできず、冬の間の仕事もできず、本当にこれが「キャッシュフロー倒産」なんだな、と不安と動揺と無力感でいっぱいなまま、もがきながら年末年始を過ごしていました。

今回の資金繰りがおかしくなったのは、私自身の蓄えが闘病生活でなくなっていたことや、会社の建て直しにことのほか、外部に支払うお金が必要であったこと、次から次へと壊れる設備・・・
でも、やっぱり、お客様に対するアピールが足りなかった、本気で会社の全力スペックで事業を回そうとしていなかった、甘さにあったと深く反省し、今年は、ブログ更新含め、会社としての活動を充実させようと取り組んでいます。

皆様からの温かい励ましの言葉と共にお預かりしたお金は、越冬資金というだけでなく、今後、本当にモンゴルで一般庶民が遊牧生活とエコツアーの兼業自営というビジネスモデルで経済的自立を確立できることを立証するために、しっかり活用していきますので、今後とも、応援していてください。

今、モンゴル国自体も、深刻な経済的混乱期を迎えています。
現地通貨トゥグルグの下落はどこでとどまるのか、見当もつかない状態です。
政治家・行政・政府高官の汚職や不透明な金融政策。
遊牧業そのものが放牧地や水源地の衰退、人手不足、気候変動など、様々な要因で危機的状況です。

それでも、私は、草原のわが家という場に踏みとどまって、持続的発展と地方の庶民の経済的自立の道を模索していきます。

自分が20年近く取り組んできていることは、エコツーリズムの普及だと思っていたのですが、最近、いろいろと目についてきたSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)なんだなって気づきました。

草原のわが家で私が作った井戸は、私たちだけでなく、周辺の遊牧民の生活と家畜の水源としても使われています。だから、この井戸ポンプやモーターが壊れてしまうと、私たちだけでなく周辺の遊牧民も困るのです。

私があきらめちゃうと、草原のわが家で働いてくれている家族や周辺で乗馬ガイドをしてくれている人達も定期的収入や社会保障を失います。
 
働いている人達にとっても「草原のわが家」は居心地がよく、やりがいのある職場であり、生活拠点なのです。

だから私が、資金繰りが滞ったからってあきらめちゃだめだったんです。

もちろん、あきらめちゃっても、誰も私を責めなかったと思います。

でも、辞めたら、多くの人ががっかりする。
やっぱり遊牧は金にならない、ビジネスとしてはうまく回らないんだ。
やっぱり遊牧民じゃ、生活は安定しないんだ。

そんな風に絶望してしまう・・・それが嫌だった。
私も、諦めたら、これから、ずっと後悔するって。

モンゴル語力や、これまでの社会経験を活かして、ODA関連のプロジェクトで期限付きの契約で高給のお仕事にチャレンジすることも考えました。
私も、資金繰りにあっぷあっぷになったりせず、もっと安定的に日本人のように給料もらって安定した生活を送りたい、趣味で乗馬を楽しむだけでもいいやって思いこもうとしたこともありました。
だって、私のモンゴル語力は超一流なんだもの。

いろいろ、くすぶり、迷いもしました。

それでも、私は、モンゴルで遊牧民の自立経済のビジネスモデルをエコツアーで確立していきたい。

1995年。まだ大学院生だった頃に作った新婚の遊牧民夫婦が自立経済で家畜を殖やして、幸せになるっていうシミュレーションを描いた。

そのシミュレーションは、ちっとも現実的ではなかったけれど、まったく的外れだったわけではない。

3年間で8割強。
廃業するモンゴル法人、日本人の個人投資家の撤退率です。

でも、私は18年間、モンゴル国でモンゴル人とともに活動し、稼いだ自己資金で、これまで会社を支え続けた。
蓋を開けてみれば、大赤字でびっくりしたけれど、とにかく、私は走り続けている。

今回、モンゴルと草原のわが家とちかぽんを愛し、応援してくれる20人超が仲間となって、危機を乗り越えることができました。

独りじゃないってこと。ほんとに、ほんとに希望と生きる力をもらいました。

ありがとうございます。あきらめなくてほんとによかった。
皆さんの善意・厚意・お力を信じて、助けて!って叫べてよかった。
私は今回、皆様に助けを乞うたことで、経営者としても、成長したと思っています。

また早割予約のお客様もちらほら成約が決まってきていて、やる気が満ちてきました。
今年は、日本以外の欧米諸国・ASEAN諸国からのご依頼もあり、幅が広がってきました。

 

5月以降、本格的な乗馬プログラム・滞在プログラムの活動再開を目指して、さらなるお客様からのツアーのお申込みをお待ちしております。

 

 

2020年定番メニューの料金目安表

*4月から5月まで 日帰り乗馬プログラム 限定3名様まで・お一人様催行可  10,000円・人   
*遊牧民体験日帰り・1泊2日プログラム 限定3名様まで・お一人様催行可 10,000円/人
*GW以降 滞在型乗馬プロラム 18,000円/泊 1泊2日~  受け入れ可能人数 6名様まで お一人参加
*6月中旬から8月末まで 馬旅・トレッキングキャラバン 22,000円~/人・日   
トレッキングキャラバンは、原則1グループ 3名様~8名様まで/2名以下の場合は、別途お見積りをさせていただきます。 
*騎射体験レッスン  1回 15,000円/人 (2-5時間 弓矢レンタル・乗馬・弓射&騎射レッスン含む)

 

ご予約いただいた方は、4月20日までに旅行代金をお支払いいただければ、早割特典対象とさせていただきます。

 

 

草原の我が家ファミリー サポーターのお申込み ともどもよろしくお願いします。

 

 

 

 

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