もうダメだーってあきらめたくなる。全部、放り出してしまえば楽になるんじゃないかしら?なんて。
でも、ずーっと楽に生きられることって、私の人生ではないのかもしれないなって。
私、ダラダラするのも好きなのですが、奮闘するのも好きなんです。
苦境にがんばって挑む自分が好きなんです。
ぼーっと生きていられる人生を望んだことはなかったから、今の自分は、すべて、自分が選んできた日々の結果として存在している。
まぁ、いっぱい失敗もしたし、他人も怒らせちゃったし、恨まれちゃったりもしてるんだけど。
そういうことってわりと忘れちゃうんですよ、申し訳ないけど。
だから、強烈に忘れられないって心を震わした瞬間を、たまに思い返すのもいいかなって。
私が何度見ても、感動を覚えて、自分もがんばろうって思えるエピソード写真をシェアしますね。
生まれたての仔馬のサバイバルです。生れ落ちた瞬間から、命を狙われる。
どんだけ周りが助けようとしても、自分ががんばって、やり遂げなければ、命は終わる。
そういうサバイバルを生まれた瞬間から宿命づけられてる馬って大変だ。
この世に生まれ出てきた瞬間から、命がけでサバイバルせねばならぬ仔馬と同じ。
愛らしいだけでは生き残れない。
自然の掟は厳しいのだ。
2018年5月10日に生まれた仔馬。 生れ落ちた瞬間から、自然の厳しい試練が待ってます。
胎盤や破水・血や粘膜の臭いを嗅ぎつけてクロハゲワシやトンビが集まってきました。
馬の群VS猛禽類 クロハゲワシととんび
小さな点みたいな仔馬。
仔馬が立ち上がれなければ、馬の群と共に生きることはできないのです。
母馬が精いっぱいの威嚇をしていますが、じわじわとにじり寄るはげハゲワシたち。
ママが頭でぐいぐいしながら、仔馬を立ち上がらせようとします。
荒野を吹きすさぶ風の強さ、ママのタテガミも尻尾でわかりますか?
仔馬は風の強さもあって、なかなか立ち上がれません。
ほら、がんばって、立って!!
やだー、疲れたー
ほら、いくわよ!!
皆、もう行っちゃったわ。
やだー。ここで寝てるー!!
見かねた人間が子馬を介助しようと近づくと、母馬がめっちゃ怒って威嚇。
この子、自分で立てますから、ほっといてちょうだい!!キー――ッ。
ママの体を支えに、ついに立ち上がる。よいしょー!
よろよろだけど、とにかく立ち上がりました。
生まれたての仔馬でも立ち上がると、ちゃんとおっぱいまで届くようになってる。
自然ってうまくできてますね。
馬の妊娠期間は約340日間と言われています。
ママ馬にとって、初めての出産。
厳しい冬を乗り切り、やっとのことで産みました。
おっぱいを与えるのも初めてで、くすぐったいのかイタイのか、
仔馬を振り切って、仔馬がよろよろしてこける、というのも何度もありました。
生後2日目には、仔馬の足取りもしっかりしてきて、他の馬たちと一緒に放牧にくっついていってます。ママのおっぱいもグイグイ飲んでいるみたい。
あきらめちゃダメだ。
仔馬と新米ママ馬に生きる勇気をもらいました。
長かったモヤモヤスランプをやっと抜け切れた感じ。
草原の暮らしは、生きる勇気を与えてくれる気づきにあふれています。
この子も、 無事越冬できれば明け3歳。
体格がしっかりしていたら、乗用馬としての調教を始める予定です。
*ちなみに生まれたての時はちっちゃいぬいぐるみみたいだったのに、1カ月もしたら、こんなにおっきくなってました。
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