
「乙嫁語り」大好きなちかぽんです。
モンゴルの伝統的な鷹匠文化だと、位の高い人はハヤブサを、一般的には鷹の仲間を使っていたそうです。
ハヤブサは草原の広々とした猟場で、鷹は森林地帯で、と行った狩りをする際の得意な飛行環境でも違います。
モンゴル鷹匠文化そのものは清朝に植民地支配されていた300年間余の間に一旦、廃れてしまいました。
中央アジアはイヌワシで狩りをしていますが、ソ連時代も根強く継承し続け、今日まで守り続けたのは、バヤンウルギーのカザフの鷹匠一族です。
私がイヌワシ鷹匠文化に本格的に関わるようになったのは、2003年から。
バヤンウルギー各地の鷹匠さん達の協力を受けてイヌワシの生態や狩猟のやり方、飼育方法などのヒアリングをしてきました。
最近はネクストジェネレーションが鷹匠デビューしてます。
アイショルパンちゃんはNHKの番組に取材されたり、Sonyのドキュメンタリー映画の主人公になって、すっかり有名人。
さらに下の世代は有名人ではないけれど、鷹匠スキルを着実に磨いています。
イヌワシ鷹匠一家の多くが遊牧民です。
お転婆でおしゃまな妹みたいな女の子アイゲリムは、2年前からホームステイプログラムでお世話になっている一家の次女です。
イヌワシ一羽を任され、しっかり鷹匠見習いとして調教しています。
ティレケさんみたいだなーって甘えてくるたびに思います。
今年も行きたいなー。