モンゴルだるま@モンゴル語通訳エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧起業家です。
母校、東京外国語大学に「世界で最も貧しい大統領」(このネーミング、ご本人は自分を貧しいと思ったことはないっていってるんだから、いい加減、変えりゃあいいのに)が夫人と共に来校し、特別講演会を開いたことは日本でもニュースになっているからご存じの方も多いと思います。
でも海外や地方にいて、この素晴らしい講演会に行けなかった友人知人も多いので、Youtubeの我が母校のチャンネルで公開されていた動画をシェアします。
母校で行われた、世界から愛された大統領、ムヒカ前ウルグアイ大統領の講演会のノーカット版動画です。
高画質でファイルが重すぎて、とぎれとぎれ、今二日がかりで私もみているところです。
可愛らしい外見とは裏腹にこの方、筋金入りの闘士だな、と思いました。
大統領=国家元首の職についていながら、今でも、世の中変えるためには自分の信念をシェアできる仲間作って闘争しろ、みたいなことを言っちゃうところが素晴らしい。
貧しいんじゃなくて、質素なのだ。
無欲なんじゃなくて、大志を抱いているから自分のためにお金を使うのではなく、国家からもらった報酬・給金を国の人々に還元し、国家を反映すべく活用しているのだ。
環境問題は人間が作ったもので、消費欲を抑えるだけで世の中変わる。
そういう話をリオでのスピーチ以降何度も一貫して主張し続けている。
当日は、大講堂も満席で、キャンパス内に屋外モニターが設置されました。
あまり良い天候でなかったにも関わらず、多くの人がこのモニターで講演会を見ました。
人口300万人程度、家畜はいっぱい。
モンゴルにもあてはまります。
モンゴルは今、空前絶後のバブル崩壊後の不況期を迎えています。
そうは言っても、富裕層は相変わらず富裕層であり続け、日本より高い食事代を払ってレストランやバーで飲食を日常的に楽しんでいます。
消費欲に支配され、振り回され、もう何が何だか・・・
日本の百円均一ショップのダイソーに続き、CanDoもモンゴル進出。
100円という安さに釣られて私もついついモンゴルに戻る直前に大量がしちゃったりするんだけど、全然安くない。安くないというか、その値段の価値で活用しきれない。
活用のイメージができない便利グッズを用途別に購入してしまうほど阿呆なことはない。
例えばテレビショッピング。モンゴルでも大人気の番組。
本質的な消費ってなんだろう?
誰もが禁欲的になっちゃったら、経済なんて回らなくなってしまう。
だけど、本当に良いもの、丈夫で代々使えるものを作り、使い、次世代に譲り、それを愛でながら、アンティークとしてさらなる価値を見出していく、というのもひとつの在り方だと思う。
水は30年前は売りモンじゃなかった。
少年野球でみんながグラウンドに持ってきてたのは、ポカリ派とゲータレード派に分かれていたけれど、少なくとも、それらのアイソトニック飲料の粉末を溶かす水は水道水だった。
今じゃ、モンゴルの田舎の果てでもミネラルウォーターを売っている。
20年前どころか15年前、弊社最初のお客様がゲルでのホームステイの際に「自分が持ってきているミネラルウォーターがなくなったら、どこで買えばいいんですか?」と言われたときの遊牧民ファミリーのきょとんとした顔を思い出します。
ミネラルウォーターよりもむしろ、それを入れているペットボトルが珍しかった・・・。そんな時代もありました。
ムヒカ大統領のスピーチは、いろんなことを人類につきつけていきます。
でも「それもそうだよなぁ」とちょっとした心がけを変えていくことができれば、きっと世の中は変わる。
それを信じることができる力強い講演会でした。
わが母校、やるなぁ!
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母校、東京外国語大学に「世界で最も貧しい大統領」(このネーミング、ご本人は自分を貧しいと思ったことはないっていってるんだから、いい加減、変えりゃあいいのに)が夫人と共に来校し、特別講演会を開いたことは日本でもニュースになっているからご存じの方も多いと思います。
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母校で行われた、世界から愛された大統領、ムヒカ前ウルグアイ大統領の講演会のノーカット版動画です。
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大統領=国家元首の職についていながら、今でも、世の中変えるためには自分の信念をシェアできる仲間作って闘争しろ、みたいなことを言っちゃうところが素晴らしい。
貧しいんじゃなくて、質素なのだ。
無欲なんじゃなくて、大志を抱いているから自分のためにお金を使うのではなく、国家からもらった報酬・給金を国の人々に還元し、国家を反映すべく活用しているのだ。
環境問題は人間が作ったもので、消費欲を抑えるだけで世の中変わる。
そういう話をリオでのスピーチ以降何度も一貫して主張し続けている。
当日は、大講堂も満席で、キャンパス内に屋外モニターが設置されました。
あまり良い天候でなかったにも関わらず、多くの人がこのモニターで講演会を見ました。
人口300万人程度、家畜はいっぱい。
モンゴルにもあてはまります。
モンゴルは今、空前絶後のバブル崩壊後の不況期を迎えています。
そうは言っても、富裕層は相変わらず富裕層であり続け、日本より高い食事代を払ってレストランやバーで飲食を日常的に楽しんでいます。
消費欲に支配され、振り回され、もう何が何だか・・・
日本の百円均一ショップのダイソーに続き、CanDoもモンゴル進出。
100円という安さに釣られて私もついついモンゴルに戻る直前に大量がしちゃったりするんだけど、全然安くない。安くないというか、その値段の価値で活用しきれない。
活用のイメージができない便利グッズを用途別に購入してしまうほど阿呆なことはない。
例えばテレビショッピング。モンゴルでも大人気の番組。
本質的な消費ってなんだろう?
誰もが禁欲的になっちゃったら、経済なんて回らなくなってしまう。
だけど、本当に良いもの、丈夫で代々使えるものを作り、使い、次世代に譲り、それを愛でながら、アンティークとしてさらなる価値を見出していく、というのもひとつの在り方だと思う。
水は30年前は売りモンじゃなかった。
少年野球でみんながグラウンドに持ってきてたのは、ポカリ派とゲータレード派に分かれていたけれど、少なくとも、それらのアイソトニック飲料の粉末を溶かす水は水道水だった。
今じゃ、モンゴルの田舎の果てでもミネラルウォーターを売っている。
20年前どころか15年前、弊社最初のお客様がゲルでのホームステイの際に「自分が持ってきているミネラルウォーターがなくなったら、どこで買えばいいんですか?」と言われたときの遊牧民ファミリーのきょとんとした顔を思い出します。
ミネラルウォーターよりもむしろ、それを入れているペットボトルが珍しかった・・・。そんな時代もありました。
ムヒカ大統領のスピーチは、いろんなことを人類につきつけていきます。
でも「それもそうだよなぁ」とちょっとした心がけを変えていくことができれば、きっと世の中は変わる。
それを信じることができる力強い講演会でした。
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