モンゴルだるま@モンゴルよろずコーディネーター兼業遊牧民です。

ただいまシーズンオフで来年のエコツアー事業の準備中。

奥テレルジのさらに奥の秋営地から冬営地までお引越ししました。
来週から羊・山羊・牛を委託している遊牧民の奥さんがホジルト温泉地で湯治をするため。

例年よりちょっと早めの冬営地への引っ越しですが、森と水が豊かな秋営地の地面からの冷えは結構厳しく、牛の体力減退が進んでいたので、ちょうどよかったです。

冬営地はもともと委託先の遊牧民さんが作った結構大きいもの。
8月末から干し草作りや家畜小屋の修繕、家畜の寝床となる乾いた糞をしきつめたボーツの交換・清掃を進め、越冬用の薪などの準備も完了したので、これで、3月くらいまでは冬営地を拠点に越冬できます。

薪の調達は地元テレルジの行政に伐採・採集の許可を申請し、若い生木や希少種などをよけて、間伐の役割も果たしながら、カラマツなどを中心にします。

テレルジ川が凍結してきたら、テレルジではなく、ガチョールトというウランバートル近郊集落のほうからショートカットで車で行くことができます。

気がつけば、10月下旬になってました。

昼間は過ごしやすい10℃前後の気温で、軽いカシミアコートにショールをまけばお散歩も楽しい感じですが、朝晩は-10℃近くまで冷え込むこともあります。

今回は、ビザ更新が思いのほか手間取ってしまい、期限ぎりぎりになってしまい、何度か入国管理局に追加説明などをしに行ったり、ウランバートルでやることがあったから、引っ越しのお手伝いもできませんでしたが、若夫婦は幸い、彼らの実家の親兄弟や親せきが近くで遊牧していたり、乗馬ガイドをやっていたりするから、身内の協力で引っ越しもつつがなくできたみたいでよかったです。

今週末、越冬用の小麦粉や野菜などの食料を届けに行き、逆に、食料用の乳製品や牛乳を取りに行きます。

先日、歯がボロボロになって、去年流産してしまったおばあさん馬(推定17歳くらい?)を屠畜場で肉にしたので、肉はふんだんにあるので、11月半ばの-20℃を下回るのが当たり前になる頃に、山羊と羊、牛の屠畜をして、越冬から春の雪解け時期までの食料を確保します。



秋の収穫直販の屋外市場も11月にはしまってしまうので、今のうちに、どーん!とまとめて買い出しをします。

今頃は、新鮮な根菜や葉物野菜がふんだんに安値で売ってますが、11月以降、6月くらいまでどんどん野菜の値段は上がっていくのです。

11月になったら、ピクルス作りや野菜や肉のフリージングなどをしていきます。
冬営地に引っ越すと、いよいよ冬だなーって感じます。

11月2日から、小中高校が秋休み(学期休み)です。

休みあけぐらいから、転がるように冬に突入です。

*旅行シーズンは馬が戻ってくるまでひとまず休業ですが、2016年のご予約・ご相談は承っております。
(来年6-7月はASEM関係でウランバートル市内中心部の宿泊施設・車両手配の確保が困難になることが予想されます。お早目にご相談ください。)

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