モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
1年の半分余りが季節移動を繰り返す「草原の我が家」でゲル暮らし。
大学受験のために図書館で勉強していた時に出会った「オーパ・オーパ!国境の南」という写真集(開高健著・高橋昇写真)に出会って、「あ、モンゴル、いいな」となったのが人生の転機でした。
開高先生や高橋昇師匠、「オーパ」シリーズモンゴル編のスタッフのみなさんとの出会いによって、モンゴル遊牧文化にとことん好奇心!となって現在に至っています。
開高先生や高橋昇師匠、通訳コーディネーターだった鯉渕信一先生、プロデューサーの岩切靖治さん達が愛したモンゴルの良さを現代に、そして次の世代まで受け継いでいきたい!ってことで、私はモンゴルよろずコーディネーターと兼業で遊牧民になりました。
学術調査やテレビや雑誌の取材のコーディネート、ODAプロジェクトのコンサルタントなどをしながらも、「草原遊牧生活」も満喫。
そろそろ「草原の我が家」もお客さまを受け入れる体制が整いつつあります。
ほんとは5月半ば、と思っていたのですが、相変わらず日中は暖かくても、日が暮れれば氷点下、外の200リットルの水ガメの水ががっちんがっちんに凍結する今日この頃、お客様が凍えてしまってはいかん、ということで「草原の我が家キャンプ」はまだ冬眠中。
その分、私の遊牧民度数は高まり、ゲル生活中心になるわけで。
そうなると気になるのは、「お風呂」。
日本にいるときはもちろん、モンゴルでもウランバートルにいるときは自宅アパートのお風呂だけはご自慢の2人用ジャグジーに温泉の素を入れて楽しむという大のお風呂好きな私。
お風呂ってふわーって癒されますよねー。
日本人は毎日、または1-2日ごとにお風呂、入ってるぐらいが快適なんじゃないかなーって思います。
ただ、「草原の我が家」はじゃんじゃん水が使えるような環境じゃないし、私、以前に頭部を強打するという事故にあって以来、髪の毛が生乾きのまま寝ると、翌日、頭痛で使い物にならなくなるという弱点があるため、お風呂+ドライヤーが使える(完全乾燥できる)環境じゃないと「お風呂はまた街に戻ったときでいっかー」とあきらめていたのです。
でも、先日、馬の世話をしてくれているラクチャーさんが「お風呂に入ってくる」と帰っちゃって、「大草原一人ぼっち」になって、まぁ、1日半くらいなんだけど、一人で家畜の世話をしなければいけなくなりました。
この時、「一人ぼっちの夜」がむちゃくちゃ寒くて寒くて。
不安は募るし、ゲルの中がストーブたいても全然温まらず、足は冷え切って眠れない。
その時に、はたと思いついたのでした。
「そうだ、お湯を沸かそう!」
20リットルの鍋になみなみのお湯を沸かして、ちょっと大きめのタライとバケツにふくらはぎくらいまでつかるようにお湯をついで、顔を洗ったり、身体をあっちっちーなおしぼりで身体を拭き、首筋に熱いおしぼりタオルを置いて、足湯。
うわー、これ、極楽だ!
シャワー浴びるより、この方がずっといいわー。
春のベースキャンプのゲルは、地面むき出しなので、使い終わったお湯はさめたところで、地面にぴちゃぴちゃまけば埃もたたない。
肩までつかったり、半身浴などはできないけれど、これはこれで「あり」だと思いました。
モンゴルの遊牧民の人たちも足湯はしていないけれど、似たような感じです。
というか、洗顔というと、こちらの人、ほぼ上半身を洗っているし、週に1-2回はシャンプー使って髪の毛も洗っているし、山籠り(フィールドワーク)していたときも私よりよっぽど身体を洗う=清潔に保つのが日常でした。
近所のツーリストキャンプや保養所や定住集落ゴルドックの公衆浴場などホットシャワーが使えるところはいくつかあるし、どうしてもホットシャワー所望、という方はそういうホットシャワーがある施設にご案内しています(有料)。
でも、より遊牧民に近い暮らしをしてみたいな、というときは、この行水みたいな足湯+ホットなおしぼりタオルで身体をふく、というのをお試しいただきたいなと。
夏になれば、日光で水を温めて、行水用のお湯を作ります。
目論見としては、小さなゲルを使って、「ローリュー」っぽいサウナ作れないかなーって思ってるんだけど、まぁ、これはまだ構想段階。
お風呂の問題、あんまり頻繁に入って、身体をゴシゴシしていると皮膚が薄くなって、耐寒力が下がる、と以前、遊牧民出身の友達が言っていたけれど、そうはいってもほんとはモンゴル人もお風呂、好きなんじゃないかなぁ・・・
遊牧文化の伝統の素敵なところは大切に受け継ぎつつ、都会化が進むモンゴルでも、「遊牧生活って素敵だね」って思えるような要素を取り入れていきたい、それが「草原の我が家」のこだわりのひとつです。
「草原の我が家」お泊りができるエコツアープログラムには、こんなものがありますよ。
【ハッピープログラム】空を眺めて悩みを手放そう
【ハッピープログラム】心をひらこう! 草原のしゃべり場
【エコツアー】自分を「からっぽ」に/ 大地のパワーを吸収し、空に吸い込まれる
【エコツアー】「つながる」意識で「できる」を応援する乗馬プログラム開発中
上記プログラムは5月15日-8月20日(ただし、7月27日ー8月3日は満席につきご予約できません)基本的にいつでも開催中。延泊/乗馬中心のアレンジ/テント泊での移動する乗馬トレッキングなども承っております。下記、メールフォームに必要事項をご記入の上、ご連絡ください。
皆さまとモンゴルでお目にかかれるのを楽しみにしています。
■お問い合わせ/お仕事のご依頼はコチラ■

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1年の半分余りが季節移動を繰り返す「草原の我が家」でゲル暮らし。
大学受験のために図書館で勉強していた時に出会った「オーパ・オーパ!国境の南」という写真集(開高健著・高橋昇写真)に出会って、「あ、モンゴル、いいな」となったのが人生の転機でした。
開高先生や高橋昇師匠、「オーパ」シリーズモンゴル編のスタッフのみなさんとの出会いによって、モンゴル遊牧文化にとことん好奇心!となって現在に至っています。
開高先生や高橋昇師匠、通訳コーディネーターだった鯉渕信一先生、プロデューサーの岩切靖治さん達が愛したモンゴルの良さを現代に、そして次の世代まで受け継いでいきたい!ってことで、私はモンゴルよろずコーディネーターと兼業で遊牧民になりました。
学術調査やテレビや雑誌の取材のコーディネート、ODAプロジェクトのコンサルタントなどをしながらも、「草原遊牧生活」も満喫。
そろそろ「草原の我が家」もお客さまを受け入れる体制が整いつつあります。
ほんとは5月半ば、と思っていたのですが、相変わらず日中は暖かくても、日が暮れれば氷点下、外の200リットルの水ガメの水ががっちんがっちんに凍結する今日この頃、お客様が凍えてしまってはいかん、ということで「草原の我が家キャンプ」はまだ冬眠中。
その分、私の遊牧民度数は高まり、ゲル生活中心になるわけで。
そうなると気になるのは、「お風呂」。
日本にいるときはもちろん、モンゴルでもウランバートルにいるときは自宅アパートのお風呂だけはご自慢の2人用ジャグジーに温泉の素を入れて楽しむという大のお風呂好きな私。
お風呂ってふわーって癒されますよねー。
日本人は毎日、または1-2日ごとにお風呂、入ってるぐらいが快適なんじゃないかなーって思います。
ただ、「草原の我が家」はじゃんじゃん水が使えるような環境じゃないし、私、以前に頭部を強打するという事故にあって以来、髪の毛が生乾きのまま寝ると、翌日、頭痛で使い物にならなくなるという弱点があるため、お風呂+ドライヤーが使える(完全乾燥できる)環境じゃないと「お風呂はまた街に戻ったときでいっかー」とあきらめていたのです。
でも、先日、馬の世話をしてくれているラクチャーさんが「お風呂に入ってくる」と帰っちゃって、「大草原一人ぼっち」になって、まぁ、1日半くらいなんだけど、一人で家畜の世話をしなければいけなくなりました。
この時、「一人ぼっちの夜」がむちゃくちゃ寒くて寒くて。
不安は募るし、ゲルの中がストーブたいても全然温まらず、足は冷え切って眠れない。
その時に、はたと思いついたのでした。
「そうだ、お湯を沸かそう!」
20リットルの鍋になみなみのお湯を沸かして、ちょっと大きめのタライとバケツにふくらはぎくらいまでつかるようにお湯をついで、顔を洗ったり、身体をあっちっちーなおしぼりで身体を拭き、首筋に熱いおしぼりタオルを置いて、足湯。
うわー、これ、極楽だ!
シャワー浴びるより、この方がずっといいわー。
春のベースキャンプのゲルは、地面むき出しなので、使い終わったお湯はさめたところで、地面にぴちゃぴちゃまけば埃もたたない。
肩までつかったり、半身浴などはできないけれど、これはこれで「あり」だと思いました。
モンゴルの遊牧民の人たちも足湯はしていないけれど、似たような感じです。
というか、洗顔というと、こちらの人、ほぼ上半身を洗っているし、週に1-2回はシャンプー使って髪の毛も洗っているし、山籠り(フィールドワーク)していたときも私よりよっぽど身体を洗う=清潔に保つのが日常でした。
近所のツーリストキャンプや保養所や定住集落ゴルドックの公衆浴場などホットシャワーが使えるところはいくつかあるし、どうしてもホットシャワー所望、という方はそういうホットシャワーがある施設にご案内しています(有料)。
でも、より遊牧民に近い暮らしをしてみたいな、というときは、この行水みたいな足湯+ホットなおしぼりタオルで身体をふく、というのをお試しいただきたいなと。
夏になれば、日光で水を温めて、行水用のお湯を作ります。
目論見としては、小さなゲルを使って、「ローリュー」っぽいサウナ作れないかなーって思ってるんだけど、まぁ、これはまだ構想段階。
お風呂の問題、あんまり頻繁に入って、身体をゴシゴシしていると皮膚が薄くなって、耐寒力が下がる、と以前、遊牧民出身の友達が言っていたけれど、そうはいってもほんとはモンゴル人もお風呂、好きなんじゃないかなぁ・・・
遊牧文化の伝統の素敵なところは大切に受け継ぎつつ、都会化が進むモンゴルでも、「遊牧生活って素敵だね」って思えるような要素を取り入れていきたい、それが「草原の我が家」のこだわりのひとつです。
「草原の我が家」お泊りができるエコツアープログラムには、こんなものがありますよ。
【ハッピープログラム】空を眺めて悩みを手放そう
【ハッピープログラム】心をひらこう! 草原のしゃべり場
【エコツアー】自分を「からっぽ」に/ 大地のパワーを吸収し、空に吸い込まれる
【エコツアー】「つながる」意識で「できる」を応援する乗馬プログラム開発中
上記プログラムは5月15日-8月20日(ただし、7月27日ー8月3日は満席につきご予約できません)基本的にいつでも開催中。延泊/乗馬中心のアレンジ/テント泊での移動する乗馬トレッキングなども承っております。下記、メールフォームに必要事項をご記入の上、ご連絡ください。
皆さまとモンゴルでお目にかかれるのを楽しみにしています。
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