モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。

今年の夏のモンゴルは、例年に比べて降水にめぐまれています。
集中豪雨・雷雨もさることながら、断続的に何日も雨が続くこともしばしば。

そろそろ越冬用の干し草作りのシーズンなので、雨は勘弁してほしいんですけどね。
でも、赤ちゃんとお天道様のご機嫌ばかりはどうしようもないから、文句はいわず、その時その時で対応するしかありません。

天候不良によるキャンセルについての考え方ついて、私たちの方針をご説明します。

1:現状把握/天気予報について
 モンゴルのテレビや新聞などによる天気予報で知らされる情報は「最高気温/最低気温」と「日中と夜間の天気」です。
 しかし、実際には、モンゴルの広大な大地、地形条件では、一日中同じ状態ってことはありません。
 モンゴルの気象データは全世界の気象情報とともに全世界的にシェアされています。
 ただ、天気図の書き方、判断は、気象予報士/予報官のセンスや力量でかわり、予報も変わってきます。
 局所的な天気の違いは、極端にいえば、ひとつの山を挟んで300mの違いでも雨ざんざんなところと、どぴーかんのところがあるのです。

 最近、私が使っているのは、インターネットの天気予報サイトとほぼオンタイムで衛星天気図があるサイトです。
 いくつかのサイトや風向・気圧・等圧線・気温・湿度などを参考にしながら、現地での状況をみて予測しています。


2:悪天候時のプログラム/ツアー催行の判断
  そして、例えば、「星空鑑賞」「流星観測」「日食」「月食」などの鑑賞ツアーだとすれば、湿度が高ければ、30%でも降水の可能性がある場合は、中止します。
  雨が降らなくても、雲に覆われていては、せっかくの夜空が期待外れになってしまいます。
  
  お客様が「せっかく期待していたのに、天気が悪いから見られないけど、キャンセル料は発生しちゃうわよね。」とがっかりされてしまうのは申し訳ないので、この場合は、「催行中止」で、料金はいただきません。

  私たちとしても予定していた収入がないのは残念だけれど、でも、お客様の残念さを考えれば、当然の選択です。

  でも、他の人たちに迷惑をかけるわけにはいかないので、星空観賞関係は「草原の我が家」でのみ企画しています。

  日帰りの場合は、1日中雨がふるわけではなく2-3時間くらいは雨が止む、という場合は、乗馬プログラムは催行します。
 馬にとっては、多少涼しいほうがアブやハエに煩わされることがなく、仕事に集中できるからです。
  ただし、地面がぬかるんで、滑る危険がある、雨合羽の音を怖がる馬がいる、気温がひくすぎてお客様が体調を崩す可能性がある、場合は、途中でコースを変えて緊急避難をした
り、途中でひきあげる、いったんプログラムを中断するといった対応をとります。

  複数のかたがご参加で、ウランバートルピックアップでプログラムがスタートの場合は、3名様以上の参加表明がない場合は、プログラム自体を中止します。

  泊りがけのキャンプトレッキングツアーの場合は、雨天決行の判断をすることが多いです。
  2泊3日以上の場合は、ツアー中、ずっと雨続きということはあまりないからです。
  長年の気象データなどで、平均的に「雨が降らない」確率が高いときを選んで企画しているからです。
  それでも、場合によっては、雨が降っちゃうこともありますが。

  お客様のご滞在日程に余裕があって、「延期」しての仕切り直しをご要望の場合は、スケジュール的に対応できる限り、対応します。

3:旅行代金のお支払
  私が同行させていただける場合は基本的に、当日清算で承っています。
  天気がからんでくる星空観賞系プログラム・私がご案内することになっている乗馬プログラムは当日清算ですので、天候不良による中止の場合、お客様はキャンセル料等のご負担いただく必要はありません。

  私ではなく、別の日本語ガイドが同行の場合は、事前にご請求書と予約確認票をメールにてお送りし、銀行口座にお振込みいただきます。

2014年度のツアープログラム・日帰りエコツアープログラム・乗馬プログラムは上記方針で行います。

ご不明な点・ご相談などございましたら、
mongolhorizon☆gmail.com (☆印を半角英数字@マークに変えてね)までメールでご連絡ください。

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