モンゴルだるま@ウランバートルです。
今夜はモンゴルでは大みそか。
日付が変わった1月31日、日の出とともに元旦スタートです。

今年は体調が悪いので、モンゴル式大みそかはパスしちゃいました。
なので一人で、年越しそば(日本のお蕎麦と日本のそばつゆ)を味わい、一人でビデオ三昧です。

モンゴルでは大みそか=ビトゥーの日は、夜空が真っ暗に「閉じた」状態になっていて、ボーズ(ぴったりと閉じられた料理)やビトゥーな料理=羊のゆでた頭などをしこたま食べて、おなかをびしーっと閉じられた=ふさがれた状態にします。

で、このときに使う挨拶の言葉があるのですが・・・今日、FBで遊んでいて、へぇって思ったことがあったので日付をまたいで考察。

今更ですが・・・日本人の私にとって、たまーにモンゴル語のлとрの聞き分けができないときがあります。そういうときはしれっと日本語っぽく間をとって「らりるれろ」を使っちゃうんですけれども。モンゴル人でも若い青少年や帰国子女の人たちだと似たようなものなんですね。

今夜、モンゴルでは大みそか「битүүний өдөр」で、ボーズをはじめとする「閉じた料理」をしこたま食べて、おなかをいっぱいにして「ふさぐ」状態になりましょう、という日で、挨拶としては「サイハン ビトゥーレーレイ」っていうんですが・・・

私はてっきり「битүүлэх」穴をふさぐとかコーキングするとかいうことなのかと思ったら、「битүүрэх」が元で「Сайхан битүүрээрэй」が正解なのでした。

битүүр+ээрэй=「しめてください」あるいは「ぴったり閉じてください」というわけです。

モンゴル語自体も実は時代とか地域とかでもлとрが取り違えられていたり、どっちでもいいやになってたり、曖昧になっているのかなぁ、って思う単語がいくつかあるのですが、この単語もそのうちのひとつ。

どっちでも意味は似てるような気がするんだけど、大みそかの時に使うのは、
Сайхан битүүрээрэйです。

でも、Сайхан битүүлээрэйでググってみても1000件余りが検出されました。
Сайхан битүүрээрэйは13800件が検出。

日本語からモンゴル語への翻訳のときなど、どっちでも似たような意味だけど、どっちがよく使われてるんだろう?っていうのを確認するときにも、こんな風に、自分がひねり出した翻訳文をぐぐってみます。それでヒットした件数とそこで使われているコンテキストを見て、自分が言いたい内容に近い方を採用するという地道-な作業でよりネイティブに近い文章を作っていく・・・

今回のケースは、大みそかに使われる、という限定条件があるので、битүүний өдөрという特殊な条件で使われることから、日付とかこういう特殊な日、というのを検索用語に入れて絞り込むことができます。

てなわけで・・・Сайхан битүүрээрэй!


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