つづく・・・の回の続きというか関連エピソードです。
「つづく」の前の記事はコチラ「とりあえず引っ越し先は決まったんだけど」

つづく、と書いたものの、次から次へと自分の身に降りかかる様々なハプニング対応に精いっぱいで、その当時は「超ビビッドに興奮!人生の啓示をうけたよ!」とハイテンションだったはずの出来事すら色あせてしまう今日この頃。

ここ10年くらいずっとそんな感じで落ち着かぬ。
というか、もう字が書けるようになり、自分の生活を語れるようになり、日記を書くようになってからずっと、「平穏な日常」とか「普通の一日」というのがあったという記憶がない!!

さて、バチカさん夫婦のメインゲルを冬営地(予定)に運びに行く途中、川の中でスタックしてしまったガナー君一行。バチカさんは車の運転ができないから、家財道具を見張るため、トラックに居残り。

ガナー君が4WDの日産パトロール(日本ではサファリと呼ばれているタイプの輸出用車)を秋営地まで取りに帰ることになったわけです。

ガナー君が秋営地に到着したのが、4時半くらい。
ここからトラック引き揚げをして、ゲルを冬営地のほうに運んで、荷卸しするだけでも、たぶん、3時間以上はかかる・・・

ということは、日暮れ前後の家畜の世話は私にかかっている!!
どひゃーーー!!

日暮れの家畜の世話とは・・・
1)羊・山羊の群をまとめて家の近くに連れ帰る
2)牛・子牛の群をまとめて、家の近くに連れ帰る
3)羊・山羊たちを柵に追い込んでまとめる
4)子牛を柵に入れる
5)ゲルのストーブに火を入れて温めておく
6)馬の汗がひいておちついたら、鞍を外し、鞍敷きを乾かす
7)馬のハミを外して、ホジル(ミネラル)をなめさせる
8)馬にチュドゥル(足枷)をつけて、アルガムジャーと呼ばれるつなぎ紐につないで放牧

羊・山羊の群と、牛と子牛の群はそれぞれ別のところで、それぞれのペースで動いているのです。

大体、私、柵から出すのはやったことあるけど、独りで追い込むのはやったことがない。
そして、羊とヤギは私のいうことなんか、全く無視で、マイペースな動物たちであり、意思の疎通が通ってると感じたことがほとんどない。

牛については別に心配なんかしてないのですが、羊・山羊をちゃんと誘導ができるかどうか・・・これが、私がミッションをこなせるかどうかの課題であることを、とりあえず、自分の心の中で整理しました。

でも、心の中でイメージしたものを現実にするって、考えるほど簡単じゃない!

これって、人間に対しても同じですよね。
対人間関係とかチームワークとか・・・

プロジェクトを進めるとか・・・

そうだ、これは事業運営と一緒なんだ!!

と「The Goal」みたいなことを考えてみたり・・・あぁ、現実逃避。

それにしても完全に独りってなった瞬間、こんなに心細くなるのはどうしてなんだろう?

続く


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