モンゴルだるま@モンゴル国で兼業遊牧民です。
前記事では、ご心配をおかけしました。
あー、またやってるねー、と思われた常連読者様も多かったことと思います。
とりあえず、昨日はバチカさん夫妻のメインゲルを、川の向こうのカザフ人冬営地のほうに持っていきました。
これがまたアドヴェンチャーな感じで・・・(といっても私は例によって例のごとく、1人お留守番で、家畜の放牧係だったから、お話だけなんだけど)
大変でした。
結局、私たち、ウランバートル組のお泊りゲルが無くなっちゃったので、とにかくいろんな作業を終えて、ウランバートルに戻ってきたのは午前1時過ぎ。
とはいえ、意地悪言ってても、とりあえず、毒を吐くだけ吐いたら、がんばってくれるガナー君に感謝です。
川の水が引いたからショートカットで行ける、とバチカさんを道先案内人にして、川幅10m足らずの川を渡るところでスタック。
バチカさん夫妻の全財産である家財道具がトラックに乗ってるし、どうしようもないので、バチカさん夫妻はそのまま川の中のトラックに残り、シャーベット状の氷の塊がざくざくする冷たい川を渡り、約10㎞の秋営地まで走ってきたガナー君。
40分か50分、とにかく1時間足らずでたどり着いていたので驚きました。
がんばってトレーニングしたら、マラソン選手に慣れちゃうんじゃないの?
戻ってきて、わりとすぐに4WDの整備・修理したばかりの日産パトロールに乗り込むとあっという間に消え去っちゃいました。
「羊とヤギ、柵の中に入れておけよ」と言い残すだけ言い残して。
「だから俺は川向うのあいつらのいる冬営地なんか行きたくなかったんだ」
「ショートカットなんかせずに、橋を渡る迂回ルートで行きたかったのに、バチカがこっちで大丈夫だって、「あいつ」(春にガナー君とバチカさん雇用にあたってイザコザした相手)が言ってたなんて口車に乗せられたせいで、はめられた」とか
「そもそも、オラーナみたいなろくでなしの家畜泥棒がいっぱいいるから、こんな目に合うんだ」とか
まぁ、とにかくガナー君なりに、心のうちは怒りと憤懣やるかたないって気持ちが渦巻いて、沸々しているだろうから、余計な刺激は禁物・・・
それに、とりあえず川から脱出できたら戻ってくるだろうし。
なぁんて、まだ日の高い4時半の時点では、私もちょっぴり余裕のよっちゃんだったのでした。
その後、色んなことで大慌てすることになろうとは、この時点では想像だにしてなかった・・・
(つづく)

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あー、またやってるねー、と思われた常連読者様も多かったことと思います。
とりあえず、昨日はバチカさん夫妻のメインゲルを、川の向こうのカザフ人冬営地のほうに持っていきました。
これがまたアドヴェンチャーな感じで・・・(といっても私は例によって例のごとく、1人お留守番で、家畜の放牧係だったから、お話だけなんだけど)
大変でした。
結局、私たち、ウランバートル組のお泊りゲルが無くなっちゃったので、とにかくいろんな作業を終えて、ウランバートルに戻ってきたのは午前1時過ぎ。
とはいえ、意地悪言ってても、とりあえず、毒を吐くだけ吐いたら、がんばってくれるガナー君に感謝です。
川の水が引いたからショートカットで行ける、とバチカさんを道先案内人にして、川幅10m足らずの川を渡るところでスタック。
バチカさん夫妻の全財産である家財道具がトラックに乗ってるし、どうしようもないので、バチカさん夫妻はそのまま川の中のトラックに残り、シャーベット状の氷の塊がざくざくする冷たい川を渡り、約10㎞の秋営地まで走ってきたガナー君。
40分か50分、とにかく1時間足らずでたどり着いていたので驚きました。
がんばってトレーニングしたら、マラソン選手に慣れちゃうんじゃないの?
戻ってきて、わりとすぐに4WDの整備・修理したばかりの日産パトロールに乗り込むとあっという間に消え去っちゃいました。
「羊とヤギ、柵の中に入れておけよ」と言い残すだけ言い残して。
「だから俺は川向うのあいつらのいる冬営地なんか行きたくなかったんだ」
「ショートカットなんかせずに、橋を渡る迂回ルートで行きたかったのに、バチカがこっちで大丈夫だって、「あいつ」(春にガナー君とバチカさん雇用にあたってイザコザした相手)が言ってたなんて口車に乗せられたせいで、はめられた」とか
「そもそも、オラーナみたいなろくでなしの家畜泥棒がいっぱいいるから、こんな目に合うんだ」とか
まぁ、とにかくガナー君なりに、心のうちは怒りと憤懣やるかたないって気持ちが渦巻いて、沸々しているだろうから、余計な刺激は禁物・・・
それに、とりあえず川から脱出できたら戻ってくるだろうし。
なぁんて、まだ日の高い4時半の時点では、私もちょっぴり余裕のよっちゃんだったのでした。
その後、色んなことで大慌てすることになろうとは、この時点では想像だにしてなかった・・・
(つづく)

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